ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

時間による穏便なる処置

2011年10月19日 02時42分30秒 | Weblog
夏を何度も越したフィギュアが、足は曲がり、全身を傾けつつも立っている。

台座が半ば癒着している為に、その姿勢でも保持できるのかというと、そんな事は
無く、大抵は少しでも動かそうものならば二度と立たせる事が出来なくなる。
仮に台座を接着剤とかで固定したとしても無理で、ちょっとお湯につけた程度でも
戻りはせず、足首に軸を打ったりするような外科的手段を取らなければ、文字通り
再起不能状態のまま変わりはしない。
なお、もっと酷い事を付け加えると、大抵傾くフィギュアというものは根本に
問題がある為、初めから対策をしていないといずれどうあっても同じ結果に至る。

時間をかけて曲がり傾き倒れかけたものは、出来る限り安静にし、時が崩すのを
待ち続けるのが今の人情らしい。 もしくは周りが手厚く支えるか。
とかく思うところがありすぎて、ぞっとしない話である。
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2 コメント

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Unknown (guri)
2011-10-19 09:25:24
深いです。
いろいろ考えさせられました。
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色々と (ゑの)
2011-10-20 03:11:03
そもそも、自立する事がフィギュアに求められる
命題では無い、と思いました。

立たせて傾くなら、座らせれば良いだけですね。
返信する

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