ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

読んで思うところあり

2016年08月14日 23時26分39秒 | Weblog
『ダンジョン飯』の最新巻が出ていたので購入する。

前にも書いていたかも知れないが、作中のパーティーは初代
ウィザードリィ的な状況で言うと、パーティー壊滅の危機
→ロクトフェイト(ドラクエで言うリレミトのハイリスク版)
で帰還(ただし死体は置き去りで所持品と所持金がゼロ)→
仲間を雇う金がなく3人離脱→残った装備品を売り払って最低
限度のパーティー※を編成するために盗賊を再雇用→途中で
戦士が厚意で加入→現在死体探索中
※あくまで予想であるが、作中のキャラの職業
主人公:ロード(ただし半人前なので僧侶系技能ほぼ無し)
女の子:ビショップ(ただし半人前なので僧侶系技能及び鑑定
能力は期待できない)
という、非常に淡々と描かれているが、中々絶望的な、ひどい状況である。

元ネタと思しきウィザードリィでは冒険中に全滅したパーティは
その場に置き去りになるため、サルベージ部隊を編成し救出に
行かねばならない。捜索部隊が強ければいいが往々にしてかように
準備が出来ているようなことは無く、ミイラ取りがミイラになる事など
ザラにあると言ってもよい。
とどめに、ロード+ビショップ+盗賊という編成は、育ち切れば
洞窟内でやるべきことがすべて行える最低限度の万能パーティーで
あるが、盗賊以外は成長がものすごく遅い。
作中では主人公はそれなりに歴戦の戦士という印象であるが、
いかんせんパーティーとしては悲惨で、周囲の人が"オイオイ
あいつら大丈夫かよ"という目を向けるのもむべなりという話である。

週刊少年誌と違ってこの系統の漫画は展開が早いので、いささか
面食らう所もあるが、いよいよ旅も大詰めと言ったところで次の巻。
いつになるかは分からないが、楽しみである。

あと、『ネオ寄生獣』という『寄生獣』のトリビュート作品集が
出ていたので購入。トリビュートを謳うだけあって、どれも愛情と
敬意に溢れた作品ばかりでとても感動する。
件の作品が完結してからもう20年近く経っているということに、
まず驚きを覚えるが、たぶん今読んでも感じるものは多く、
色褪せたところもあまりないように思える。
つまりは名作ということなのであろう。

…そういえばトリビュートということで、外伝的なものも多く
含まれていたけど、宇田さんのその後を描いたものはなかったような…。
あの人どうなったんだろう。
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