ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

分からないことは弱くない

2017年10月03日 23時42分23秒 | Weblog
作業中に適当な洋楽(歌詞が分からないのが適度に集中できて良い)を垂れ流しで
聞いている中、気に入った曲を後から調べて、歌詞の和訳を知ってさらにその曲が
好きになるといういつものパターン。
大体好みの曲調はこんな感じ、というものがあると自覚はしているが、歌詞まで
傾向があるのは何とも不思議な話である。無論英語は分からず、辛うじて雰囲気で
読める程度。ヒアリングは特に苦手なので、上記の曲について、初めは英語だと
分からなかったほど。

さておき、件の曲はMatchbox Twentyの『How Far We've Come』。
歌詞の大意としては"世界は毎日終わっていって、本当に全部終わるんじゃないかと
思う時もあるけれど、そんな毎日をずっと重ねて今(と明日)があるんだぜ"という
ような内容、というように個人的には捉えた。
やけに漠然とした言い回しなのは、英語が分からないからというのもあるが、
訳者によって訳が結構違っており、それこそ意味合いまでもが変わるようなものまで
あったことが大きい。
そこの辺りを個人的に咀嚼してまとめたのが上の内容で、それで何やら雰囲気ばかりが
先行したものになっているという寸法である。

あまり洋楽には詳しくないので、何とも言えない部分もあるが、洋楽の歌詞は
多義的というか、あえて抽象的であったり、主語をぼかしたりして、同じ句であっても
文脈で意味が逆転したりするような、そんなものが多い印象がある。
日常の言葉感覚レベルで英語を扱える人が分かるレベルの言い回しなのか、それとも
素人でも感覚で受け止めて問題ないレベルの受け皿の広いものなのか、どちらかなのか
分からないが、個人的には後者なのかと思っている。

なればこそ、広い範囲で多くの人に共感をもたらすのではなかろうか。
"何か良く分からんけど言いたいことは分かる"くらいのメッセージ精度のほうが、
もしかしたら心に訴えかける強度は高いのかも知れない。
コメント
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