ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

遊べないカードの話

2017年10月31日 23時24分29秒 | Weblog
周りでもやっている人が多い、しかしどんな内容かはあまり知らず、いきおい
興味も薄い『Fate/Grand Order』であるが、それがカード付お菓子となれば、
手が出てしまう悲しい身空。これを企画した人は実に良く"分かっている"と
言わざるを得ない。

コンビニではあまり見かけないために気が付きにくいが、結構前からカード付き
お菓子はそれなりに大きな勢力として、結構頻繁に商品が出され続けている。
少し前はネタに困ると『エヴァンゲリオン』を出してきていたが、ここ最近は
ガチャでキャラを出す系のゲームと相性が良いこともあってか、それを元にした
お菓子が増えてきている。大きめのスーパーなどに行くと、カード系のお菓子が
かなりの領域を占めていてなかなかに壮観である。
これまた意外に気が付きにくいが、カード系お菓子ではもはや古株となった
『神羅万象チョコ』はそんな中にあって"値段の安さ"という面において存在感を
放っており、また地味ながら絵柄やデザインの安定度も高く、貫禄すら感じさせる。

裏を返せば、版権もののカードでキャラやタイトルの人気だけに頼りきりで、
カードとしてのデザインや、往々にしてバラツキのある絵柄をいかにまとまった
ものにするかという工夫をしていないものが、今においてもかなりの割合で存在
しているということでもある。

先に述べた『Fate/Grand Order』のカードも、デザイン的には少々あっさり
し過ぎで、ともすれば間延びした感もある程で、印刷や素材選定が丁寧なだけに、
そこが少々悔やまれる。
あと、このゲームの内容を知らない状態で裏書(キャラの設定とか技とか)を
読むと、ひどく懐かしいというか酷い懐かしさ(中学生くらいのころに密かに書き
溜めた『設定ノート』的なアレ)を覚え、何とも言えない気持ちにさせられた。

トンデモ魔解釈+肉体魔改造(時々性転換)された神話や歴史上の有名人が、
かっこよさげな名前の技を引っ提げて仁義なきバトルロワイヤルをするのであろう
というのが、個人的なひどく偏見を交えた件の作品に対する印象であるが、それに
しても『刺し穿つ死棘の槍』と書いて"ゲイ・ボルク"というのは色々と凄い。
心を支える筋肉を弛緩させられる感覚。

と言うか"ゲイ・ボルグ"じゃないのか、とか、ルーン魔術を封印するのは良いとして
戦闘モードにはならないのかとか、実は剣も持っているんじゃないのかとか、
そういうどうでも良い事の方が気になるあたり、多分何だかんだで好きなジャンル
なのだろう。 ゲームの方に手を出さなかったのは正解であった。
コメント
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