ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

かくて人は老いてゆく

2017年10月01日 23時23分06秒 | Weblog
近所のコンビニに行く途中の学校で運動会をやっていたので、遠巻きに
少し眺めてみるが、明らかに児童数が少ない。その学校はもとよりそれほど
大きくなく、近いうちに閉校するらしいのでそのせいもあるが、こうして
目の当たりにすると少子化という現実がもの凄い説得力をもって迫ってくる
心地がした。
前住んでいた所の近くの小学校も、結構前に閉校していたし、散歩ルートの
本屋の途中にある中学校もグラウンドが見事に野原になっていると思ったら
かなり最近閉校していた。それ以外にも色々と店やら公共の施設やらが軒並み
駐車場や廃屋と化しているから、今住んでいる市は何か坂道を転げ落ちるが如き
状態なのかも知れない。

話は変わり、久し振りに手を動かしたくなりプラモデルを作る。
いきなり積んであるものに手を出すには腕が鈍り過ぎているので、特に塗装
しなくてもある程度の仕上がりが保証される、今時のプラモを組む。
適当にさっと組んで終わりにしようと思っていたが、細部のエッジにもう少し
手を入れようとしたら、いつの間にか日が暮れていた。
学生の時分は毎日のようにプラモを作っていたが、思えばプラモデルは時間は
あるがあまりお金のない人のための趣味であって、お金はあるが暇はないという
人にはあまり向かない趣味だということを今更思い知らされる。
あと、夕方くらいになると窓明かりだけでは手に持ったパーツの細部がよく
見えなくなるということにも気が付き、悲しい気持ちになる。
他にも、これまた久し振りに接着剤を使用したが、昔は平気だったあのにおいが
少々きつく感じ、やはり悲しくなる。

老後の楽しみとして積まれたプラモ達に手を付けるころには、ルーペや老眼鏡、
マスクや換気できる作業ブースが必須になるのかも知れない。
先のことなど分からないし、あまり細かく気にしても仕方がないが、健康診断
や上記のような現実を突き付けられるたびに気にせずにはいられなくなる。
若いつもりでいるだけではダメで、積極的に若くあろうとせねばダメなのか。
コメント
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