ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

意識の夜の海

2012年09月20日 01時46分39秒 | Weblog
先日、ネタがないような旨の内容で書いていたのですが、今回も過去の
話と過去に何度か書いたような内容をお届けしようと思います。

先週末、深夜残業の帰り、終電はとうに去り、店もあらかた閉まった
丑三つ時も近いオフィス街を歩いていたのですが、おかしな事に人が多い。
そのような中で、向かいから歩いて来て、目の端に入った黒い人影に
対し、言い知れぬ強い不吉な予感を覚えたのでした。
曰く、こいつと目を合わせたらまずい。と。

深夜のテンションと、ほとんど目をそらしていた為に基本は思い過ごしでは
ありましょうが、不吉な予感の正体が何だったのかについてはやや興味の
沸くところではありました。
現在の仮説ではありますが、人間は互いの存在を見たり聞いたりする
以外の、『何となく』の領域で察知する機能があり、それは無意識、
無作為に送受信状態にあるという、ごく個人的な説がまず一つ。
しかしながら、先週のアレはそれにおける『送信』部分が一切感じられず、
つまりは、互いに見える距離にありながら、片一方だけこちらを認識
している気配がまるでない、というのが不吉さの正体なのではないかと
いうところに落ち着いています。

ただ、これもまた自論ではあるのですが、人間恐怖に支配されると、
悪い方向で何でもアリな状態に陥る為、こういった分析もどきも、
徒に恐怖を増幅させないための防衛策なのだと考えています。

不吉、不安、不明は恐怖の入口。恐怖に打ち勝つことなど出来るかどうか
分からないが、やり過ごすことくらいなら何とかなる。 はずである。
コメント
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