五つのエロンゲーションは、どれをとっても難しいモノです。
p.68 ①骨盤を立ててニュートラルに
私が最初にバーレッスンに臨んだとき、最初に直されたのが、骨盤の位置です。
長年勤めた職場でも、タップダンス教室でも「姿勢、イイね!」と
言われ続けてきた私なのに、バレエの先生はツカツカと歩み寄り、
私の腰骨と仙骨に両手を添えて、
「もう少し、、、、こんな具合に。」と。
え~っ!!! そんな<丸腰に???>
というのが最初の印象です。
つまり、「姿勢が良い」と思われている人の多くが
<反り腰、でっちり>で、<猫背じゃない>だけ。
やっかいなのは、「良い」と信じ込んで、自信たっぷりの人に
正しい骨盤の位置を伝えるのが、非常に難しいこと。
私は「肛門を内側に巻き込んで、チコちゃんをあと2㎝前に」などと言います。
「チコちゃん」はNHKクイズ番組のキャラクターではなく「恥骨」のことです。
私の体操教室では、意識すべきパーツに愛称をつけて、
ミミー、ロッキー、ベリー、チコちゃんなどの多様性を持たせています。
どれをとっても、同じ姿勢に繋がるのですが、意識の持ち方の違いで
理解力や体との対話力が変わってくるのです。
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