![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/00/061c4a08b4b2e236858df28e78395b90.jpg)
味噌汁も、簡単なようで、結構面倒くさい料理です。
大昔、インスタントの<粉だし>を使っていた時は、チョー簡単でした。
その後、「ダシをきちんととる」という魅力的な女性に出会い、
「な~るほど、
魅力的でいる秘訣は、そのような食生活が根底にあるからなのか……」
と、感心しました。そこから、私の苦労が始まり、
たくさんの本を読み、水だし、昆布だし、乾燥粉のだし、乾物など色々試し、
今もまだ常に模索しています。
つい最近読んだ「日々のだし」(矢野謙三・著 2013/9)は秀逸でした。
考え方が、
P.11 うまみを「10」でとらえます
料理の「おいしさ」を作るときに、
僕は「それぞれの食材の強さ」と「食材のうまみのバランス」を意識(後略)
つまり、著者は「ベースは昆布だし」とし、この段階のうまみは「3」程度。
そこに具材からでるタンパク質や味噌などの塩味、野菜の旨みなどを足し、
総合して完成させます。
気に入った点は、簡便さです。
「2リットルのお湯を沸かし、乾燥昆布を10g入れて放置するだけ」
お湯が自然に冷める時に、昆布からうまみが出て、
冷めたら、その鍋のまま冷蔵庫で保管すれば、
一日400ccとして、5日分の味噌汁が作れます。
昆布も「水だし」の時よりずっと柔らかくなるので、
炒め物に入れたり、サラダにそのまま使えるので無駄なく食べきれます。
(この、戻し昆布は足が早いので、すぐに食べやすく切って冷凍します。)
我が家の場合、昆布だしにイリコ(タンパク質)を加えて、
うまみを「7」まで持って行き、後は前日のおかずの残りと、味噌で調整。
「だしを取って味噌汁を作る」ということは、
豆、海藻、野菜、魚が簡単にとれるということで、
さ~すが、和食は賢い!と思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます