自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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生き心地の良い町 8

2017-03-09 21:29:31 | 推薦図書


P.83 自殺予防因子ーその五

   ゆるやかにつながる
   •人間関係が固定していない
   •歴史を知らないと何も始まらない

P.87に海部町の成り立ちと歴史の説明があります。
 
   海部町には山林と言う資源に加えて、
   山上からふもとまで丸太を運搬するための大きな河川があり、
   さらには大型の船が着岸できるだけの築港が整備されていた。

   短期間に大勢の働き手が必要となった海部町には、
   一攫千金を狙っての労働者や職人、商人などが流れ込み、
   やがて居を定めていく。

P.88 (中略)海部町は多くの移住者によって発展してきた、
   いわば地縁血縁の薄いコミュニティだったのである。


   (中略)多くの移住者は裸一貫で、
   単独あるいは家族だけを伴って入ってきたと考えられている。

P.89 (中略)短期間にてんでに集まっ


   (中略)町の黎明期には身内もよそ者もない。
   異質なものをその都度排除していたのではコミュニティは
   成立しなかったわけだし、移住者たちは皆一斉に
   ゼロからのスタートを切るわけであるから出自や家柄がどうのと
   言ってみたところでとりあってももらえなかっただろう。

P.90 その人の問題解決能力や人柄など、
   本質を見極め評価してつきあうという態度を身に着けたのも
   この町の成り立ちが大いに関係していると思われる。

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