自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

プロットを書く  4

2022-12-25 06:02:41 | 唄と踊り


プロットと構成
   「プロット=構成」と言われることも少なくありません。
   確かに、プロットで組んだ構成は、シナリオ執筆時の指針と
   なります。そのため念入りに作りましょう。

シークエンスとは
   プロット(構成)は、シークエンスを組み合わせて作ります。
   シークエンスとは、いくつかのシーンの集合体であり、
   プロットの最小単位です。
   つまり、シークエンスとは大まかな出来事を表します。

シークエンスの順番を入れ替えたり、変更したりして、プロットを組みます。

シークエンスのつなげ方
   シークエンスは、因果関係でつながります。
   「Aがあるから、Bがある」という図式が基本です。
   • 親がいるから、子供が生まれる
   • 雨が降るから、草木が育つ
   • 喧嘩をしたから、絆が深まる

   シークエンスのつなぎ方によって、プロットの型が決まります。

   タイプ1_直線型プロット
   各シークエンスを「A→B→C」と順番につなげるプロットは、
   直線型のプロットです。
   5W1Hで理路整然と書かれる新聞記事や、起承転結が明らかな
   童話や子供向けの作品に多く採用されます。
   直線型プロットのメリットは、ストーリーラインが明快であること。
   反面、単純すぎて退屈するデメリットも生じます。

タイプ2_紆余曲折型プロット
   直線型プロットを組んだ後、「B→A→C」とシークエンスを
   入れ替えるプロットは、紆余曲折型のプロットです。
   よりドラマティックな展開となり観客の興味をひきつけます。

   一方、複雑にしすぎると、ストーリーラインが脇道に逸れて
   主題が伝わりにくくなるデメリットも生じるでしょう。
   映画やドラマの大多数が、このタイプに属します。

タイプ3_オムニバスタイプ型プロット
   「A、B、C」と各シークエンスがそれぞれ独立しているプロットは、
   オムニバスタイプ型のプロットです。各シークエンスを結びつける
   ために、狂言回しを用いることがあります。

   オムニバス型プロットは、読者や観客の感情移入が削がやすい難点が
   あります。しかし、シークエンスが切り替わるごとに目新しい興味を
   引く点は魅力です。

まとめ
   シナリオ執筆においてプロットが存在しないと不具合が
   起こりやすいでしょう。脚本全体に対する大掛かりな修正をする場合に
   尋常ではない手間がかかることや、作品に対する俯瞰の目を持ちにくい
   ことなどがそうです。

   プロットの書き方を身につけると構成が上手になります。
   構成はシナリオの核心ともいえる重要なパーツです。
   核心が盤石になると作業効率もアップします。

   また、関係者への企画プレゼンにプロットは必須です。
   プロのシナリオライターを目指すなら、アマチュアのうちから
   プロットの書き方をマスターしておくことをおすすめします。

私はプロを目指してはいませんが、残り少ない老後の時間を
効率的に使うため、絶対にこのプロットの勉強をするつもりです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  プロットを書く  3 | トップ | 3分間足踏み体操  nobu先生... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

唄と踊り」カテゴリの最新記事