Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2011年11月10日 | 玉肌日記
千原温泉(島根県邑智郡美郷町)
今回の山陰温泉紀行の中で「最高の湯」。これまで何百湯入ったなかでも屈指の温泉。湯治場を標榜しており、先代女将の時は入浴するにはいろいろ御下問を受け、その結果、健康と診断されないと入浴できないという、なかなかに奇異難関の湯だったようだが、現在は通常に入浴可能。ここが素晴らしいのは完全足元湧出、しかも成分濃厚、さらに足元から湧き上がるボコボコと大量の気泡。当然に成分的に温い温泉ながら、公称35℃とはなっているものの、実際にはもっと温かく感ずる。かなり山奥にあり、車一台通れる道を進む詰りに温泉はあり、湯治場と表示された建物で入浴の旨を告げると隣の湯小屋へ案内されるも、浴室内に入ると薪を焚いた強烈なるスモーキーさ。というのも、温い温泉であるために、寒い時期は浴後に五右衛門風呂が用意されており、この湯のために薪を焚いている模様。湯の泉質は含二酸化炭素-ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉でやや塩分のため甘辛い味。湯は写真のように黄土色ながら、浴槽の縁には多くの析出物が付着しており、成分の濃さを実感。浴槽は4人が足を伸ばせば満員という具合だが、人気の秘湯化しており、6人入っていたこともあるという。当方訪問時には最初独占だったものの、最後には4人となっており、平日昼間、しかもこの山奥という状況ではなかなかの盛況ぶり。天然バブ効果は強烈で、50分程度入浴していたが、最初の20分程度で体中が炭酸効果で血行が良くなっているのか、ジンジン痺れてくる具合。五右衛門風呂には入らなかったが、浴後の脱衣場ではなかなか寒かったものの、その後は温もり感が持続、特濃系マニアには堪らない内容。天然バブ浴槽は男女別ながら、五右衛門風呂は混浴。
この記事についてブログを書く
« 玉肌日記 | トップ | フォアグラ日記 »
最新の画像もっと見る

玉肌日記」カテゴリの最新記事