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”怪我”牀六尺(1)

2018年05月19日 | 畸観綺譚
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人生四十と数年、これまで無病息災で暮らしてきましたが、ここにきて初の全身麻酔による手術(医学用語では全麻)と入院を経験することとなりました。発生したのは病気ではなく「怪我」なのですが、その事実を皆の前で告白すると、聞いたそのおよそ半数の人が心配そうな表情のなかにもなんだかちょっと笑ってしまっている(正確には、それでは不謹慎なので笑いをなんとか堪えている)という「両腕骨折」。そう、両腕ともに手首から5センチ程度下ったところの橈骨(とうこつ)をポッキリやってしまったのであります。先生の話を聞いていて中学での生物の授業を思い出しましたが、ヒトの腕は橈骨と尺骨から成り、橈骨(とうこつ)とは左右ともに親指側にある骨、一方の尺骨(しゃっこつ)はその逆側にあります。骨折した部分をレントゲンで見れば、橈骨の方が太く、尺骨の方が細いことから「なんで太い橈骨が折れたの?」とも思いますが、実際には左右ともに尺骨は脱臼していたことから、このために尺骨は骨折を免れ、その分の負荷が太い橈骨に集中したのであろうと察せられるわけです。怪我からひと月が経過し、今はこの文もタイプできるほどに復活していますが、人生観をもやや変える、これはまた何とも得難い経験でもありました(とは言っても出来ればもう二度と経験したくはないものです)。ちなみに本稿はあまりに生々しいので、普段掲載の写真類は一切表示せず、文章のみとします。文章だけでも恐らく十二分に”痛い”ですよ(笑。
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