Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2015年10月04日 | 玉肌日記
【川古温泉(群馬県利根郡みなかみ町)】
完全なる盲点。これまで、この付近の温泉は大概は制覇したつもりであったが、己の目の節穴ぶりが不覚。川古温泉とはいいながら完全な一軒宿で川縁にある。湧出も河原にある模様で、ここのウリは混浴露天風呂。ただ、この露天風呂、もともと泉温が低く、温湯な温泉であるだけに、どこかの温泉で見たことのあるデジャブな情景、それは”みずすまし”との入浴風景。”みずすまし”も入浴可なほどに温湯なわけだが、露天の湯の鮮度が落ちているのはその気泡の付き具合の違いをみれば一目瞭然であり、やはり恐るべしはこちらの内湯。内湯も混浴と男女別の計3箇所あるが、マイベストは男性内湯。泉温は40.1度でpHは8.0、泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)だが、温泉中に気泡を多く含んでいるようで、その気泡が足下の岩に付着し、その後上がってくるという具合にてなんだか不思議な感覚。その感覚を楽しみながら温湯のせいもあり、長時間(といっても30分程度)の入浴を楽しんだが、ここの温泉の本領はその後に発揮されることに。というのも、入浴後には猛烈なる睡魔。熱湯でないので、体力消耗もないだろうと思っていたが、泉質由来なのだろうか、その後には非常に良く眠れる。あまりに良く眠れるために却って恐ろしくなり、運転して帰る前には入浴を止めておいた方がよいと自制してしまうほどの内容。硫黄系等の成分の場合にこの現象に襲われるが、一見プレーンなる無色透明の温泉でこのような消耗が起きたのは初体験。それほど成分濃厚ということか。
この記事についてブログを書く
« 玉肌日記 | トップ | 玉肌日記 »
最新の画像もっと見る

玉肌日記」カテゴリの最新記事