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新田原航空祭始末(2)

2018年12月22日 | 畸観綺譚
新田原航空祭始末(2)
観戦時に天候は悪化する一方で、時折雨交じりに。雲も低く垂れ込めているためもあって、落下傘部隊による空挺降下もキャンセル。雨が強くなると観客はみな屋内展示場に座り込む状況となり難民キャンプの様相となるも、その雰囲気を払拭すべく、展示飛行や曲技飛行にも力が入っている印象。所内でかかる音楽の音量がデカくてなんとも耳障りだが、アナウンスは郷土方言を交えた内容でなかなか秀逸で興味深い。沖縄ではF15がメインだったが、こちらではRF4(ファントム)やF2等バラエティに富んだ内容で全く飽きることなし。ただ、沖縄ではこのような曲技飛行の間にマジなスクランブルがひっきりなしに割り込んできたことで、どれがプログラムでどれが実戦かわからずに混沌としていたが、こちらではスクランブルなど一切なくてプログラムが明解な一方、マジなスクランブルの爆音は圧倒的であってプログラム内容はどうしても控え目な印象。その中で圧倒的だったのは米空軍F16の曲技飛行。三沢基地所属の空軍だが、彼らは以前にユーチューブにコックピット映像をあげて問題になったと記憶するも、さすが植民地たる日本上空ではアメ公として遠慮なるもの一切なし。90度近い急上昇や急降下に加え、制限高度150mを明らかに超えた時速900キロ程度の超低空飛行もあり、ソロ演技ながら観客へのサービス精神は異常に旺盛。その後に控えるブルーインパルスへのプレッシャーとも感じたが、結果天候悪化で大トリたるブルーインパルスの演技は中止で落胆するも米軍の飛行に満足して帰宅。
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