憎っき相手。

にゃろ～！どこに居やがる！出て来いっ。卑怯者！
朦朧とした意識の中で叫び声を挙げ、必死に身構える。
意識を集中し、相手の気配を逃さないように神経を研ぎ澄ますが
見えない相手にイライラは絶頂に達します。

その相手とは「蚊」。

夜中にふと目が覚めると全身がかゆいのに気がつきます。
部屋には「アースノーマット」なるものをつけていますが
都会の厳しい環境の中で生き抜く奴らには効き目は半減しているようです。
寝ぼけ眼でかゆみに耐えながら患部をパンパンと叩き、アイスノンで冷やして
かゆみを和らげます。
ようやく眠りに付くことができましたが、目覚めは最悪でした。

かつて同様の事態に陥った時、夜中に部屋の灯りをつけ蚊をおびき寄せ
辛抱強く退治したこともありましたが、昨夜はそこまで元気がありませんでした。

にゃろ～！この恨み忘れるものかぁ。今に見ていやがれー！