ママになりきってる！

昨日　晩御飯の支度をしていたら、母を呼ぶ声が。
玄関先で話している声は　まぎれもないあのご近所さんの声だった。わたしはあわててやりかけの料理をとめ、話を聞こうと玄関に行った。
昨日（新聞掲載）の今日だからね　きっとその話だろうと思ってね。

すると、
「わたし　困ったのしゃ。」と。
どうしたのか聞いていると、出かけていて家に戻ってきたら、留守電が入っていて　それがテレビ局からのインタビューのお願いだったというわけ。
「わたし　こうだべ。（と　体を指す）綺麗な服着て　化粧して・・・」
「え？」
「すぐ友達に電話したのしゃ。友達が「あんた　化粧もちゃんとして服も小奇麗にしないとだめだよ」っていうからな。困った困ったって。」
母とわたし　口をそろえて。
「○○さん、なんもあんたばかり写すんじゃないって。主役はリンちゃん！子猫！」
「だばって　家の中も片付けなきゃいけねし。晴れていれば外さ連れていくんだけどもな。」
「明日は雨かも」
「んだべ。取材は明後日だな（って　もう決めているじゃん）」

母とわたし。
「取材受けるんだったら　早くしないと、子猫がおっぱい吸う時期が終わっちゃうよ！」
「んだんだよー。」
と彼女は　片付けに家に戻ったのでした。

そのとき、外に子猫を連れ出してくれたので　パチり。
もうほんとに小さくてよちよち歩き。でもじっとしてなくて動き回るので写すのはとても大変。リンちゃんは子猫が少し離れたところに行ってしまうと　そっちを追いかけていく。心配している様子が　すっかりママという感じ。

ご近所さんがおっぱいのところに子猫を連れていったところ。
ちゃんとおっぱいが出ているんだねー。
不思議だけど、リンちゃんがいなかったら　この子たち今頃は　カラスとかに襲われていたかも。それにしても　ご近所さんが初めて子猫たちを見つけたのは　なんと土手の道路の真ん中だって。捨てたのはまさか道路の真ん中じゃないよね？捨てた方はきっと別のところに捨てたんだと思いたい。
リンちゃんが見つけて　世話をしなければ助かっていなかったかもしれない。
誰かのために　できることをする・・・リンちゃんから学ぶことは大きいものがあると思う。