心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

繰り返し読みたくなる本『こころの匙加減』

2017年03月19日 | 紹介します
少し前に買っていた本。100歳の精神科医が書かれた本。

『こころの匙加減』高橋幸絵枝著 飛鳥新社

しばらく貫井徳郎の本を次々に読んでいたので後回しになってしまった。
なんということだろう。どんどん言葉が入り込む。

※※※

1 人生とは自分の「匙加減」を見つける旅

※※※

もう最初のこの言葉にノックアウト。高橋さんは精神科医。高橋さんの経験を元に語られる言葉の数々にうんうんと頷きながら読み進む。
「生き方」「暮らし」「健康」「人づき合い」「やさしさ」という章に分かれて、いくつかのタイトルがその章の中にある。最初からそのまま読み進めてもいいし、各タイトルで興味が沸いたところに飛んでいくのもいいし。
それぞれのタイトルに分かりやすい説明(といっても経験を書いているので読みやすい)が続いている。

たとえば、「生き方」の3では、こんなタイトルが。
3 他人を気にしすぎると結局損をする

そして内容は高橋さんご自身のことを。左利きだということでずっと劣等感を抱いてきたというお話。
最後にこういう言葉があります。
※※※

もし、今のあなたに何かお悩みがあるならば、
「他人様の何気ない言葉など、無責任なものだから、気にしなさんな」そうお伝えしたいと思います。

※※※

こんな感じでストンとこころに入るような感じなのです。長々とした説明ではなしに、とても分かりやすいのが特徴の本だと思います。

悩みがなくてもあっても、そばに置いて時折ふと開いてみる。
朝、なんとなく気が重いような時、一杯の飲み物を手にぺらぺらとめくってみる。手が止まったところを読んでみる。
枕元に置いて、なんだか今日は眠れないかも・・・ と思ったとき、開いてみる。
バッグに入れて電車の中で開いてみる。車内にいる人々のことを思う。窓外の景色を見てそこに暮らす人々のことを思う。
みんな生きている。自分と同じように生きている。
そして自分は自分。自分の生き方を見つけていこう。

そんな気分になりそう。
まなざしが柔らかくなっていく気がして。
何度も繰り返し読みたくなる本に出会えたことに感謝。
ぜひ、あなたにも伝えたくて急いでここに。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読んでみたくなりました (ぱりまり)
2017-03-20 11:44:57
素敵な本のご紹介をありがとうございます*
すごくすごく手に取ってみたくなりました。

心迷うことはいつものことなのですけれど、自分の中の指針がなかなか見つけられなくて。
この本のなかでそれを探してみたい!と、けいさんの記事を拝読して思いました。

早速本屋さんへ行ってみます。
楽しみ!
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ぱりまりさんへ (けい)
2017-03-20 12:38:41
とても素敵な本だと思いますよ。
この方の笑顔を見ているだけでしあわせな気持ちになってきます。
100歳なのになんて若々しいのでしょう。人間はココロの中が明るいとこんな風になるのかなと思いました。
ぜひ本屋さんで開いてみてください。
お勧めです♪
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こんばんは☆ (kiki)
2017-03-20 19:58:40
私も読みました
昨日 たまたま大型書店行ったのですが立ち読みで釘づけでした・笑
‘さじ加減’って言葉に魅かれたんですが・・・素敵な方ですね!
ゆっくり読みたいです。
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kikiさんへ (けい)
2017-03-21 13:28:52
kikiさんも感激したのですね。
表紙の笑顔が、そのまま本の内容に重なる人柄を表しているようです。
昔からある言葉の「さじ加減」ですが、とてもいい言葉だなと思いました♪
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