元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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また涙、「十八世 中村勘三郎 一周忌メモリアルイベント」 vol.一幕

2013年10月28日 20時16分29秒 | 小川けいこのプライベート日記
 

 昨日は、大ファンであり、尊敬する中村勘三郎さんの一周忌メモリアルイベントに参加いたしました。

 会場である築地本願寺の屋外特設会場は、約3000人の方で埋め尽くされました。
 開演は午後6時だったので、時間が経つごとに寒さが増してきましたが、寒さよりも勘三郎さんに会いたい!その想いの方が強かったのは、皆様同じだと思います。


 イベントは、太鼓演奏に始まり、勘九郎さんと七之助さんのご挨拶、ご本人と交遊の深かった方々(笑福亭鶴瓶さん、大竹しのぶさん、渡辺えりさん、野田秀樹さん、江川卓さんなど)の思い出を語るトークショー、勘三郎さんと大竹しのぶさんのデュエット、映画のダイジェスト版放映、勘九郎さん・七之助さん・七緒八君(勘三郎さんのお孫さん)による歌舞伎舞踊など、内容の濃い素晴らしい演出でした。

 どの場面においても、会場は「二度と、中村勘三郎の舞台を見ることが出来ない」「ご本人に会えない」という寂しさと涙に包まれましたが、明るいことと賑やかなことが大好きだった勘三郎さんの意を汲んだご家族、出演者、スタッフの方々の言葉や演出により、最後は笑顔をくださったので、勘三郎さんの舞台そのもののイベントであったと思います。


 イベントは、白い布に黒い文字で


 「ありがとう」という勘三郎さんのサイン入りの垂れ幕で終わりましたが、常に人に感謝を忘れないという勘三郎さんらしいメッセージだと感じました。


 映画のダイジェスト版の中で、このようなことをおっしゃっていました

 「僕はね、組織を持っていない、いわゆる浮動票なんだよ。だから手を抜いたらおしまい。飽きられたらおしまい。お客さんは離れてしまう。」

 まるで、自分への教訓をいただいた気になりました。

 あれだけのプロであり、あれだけのファンを持ち、一流と言われる方なのに、常の緊張感と努力を惜しまなかったということを改めて感じ、改めて敬意を表します。
 その自分への厳しさがあればこそ、「世界の中村勘三郎」となったのですね。


 ご家族、中村家、歌舞伎界はもちろん、日本としても大黒柱のお一人を失ったことは、大きな痛手でしょう。
 一ファンに過ぎない私でさえ、今だに悲しみと喪失感でいっぱいなのですから。

 でも、明るいお人柄だった勘三郎さんを明るく偲ぶために、今後は、勘三郎さんの芸を受け継ぐ歌舞伎や芝居を観ながら、勘九郎さんや七之助さんを始めとする若手の方々の舞台も楽しみ応援したいと思います。


 同じ時代に、十八世 中村勘三郎さんにお会いできたことに心から感謝申し上げます。

 


ついに、ご対面!?

2013年10月28日 19時18分58秒 | 視察
 テレビなどでは拝見していましたが、神戸市の視察の途中に、ついにご本人!?とご対面できました!


 震災復興と地域活性化のシンボル


 『鉄人28号』


 18mは、かなりの存在感!!

 でも思ったよりも、街の景色とはマッチングしておりました。


 

晴美台エコモデルタウン創出事業@堺市

2013年10月28日 18時48分35秒 | 視察
 天気が危惧されるなか、10月24日に堺市に視察に行きました。


 視察目的は、『晴美台エコモデルタウン創出事業』です。


 トップの写真をご覧になると、住宅展示場のようなイメージを持たれるのではないでしょうか!?
 ある意味、計画的に創られた住宅街なので当然と言えば当然かもしれません。

 このモデルタウンは、地積が16,754.74㎡あるのですが、それもそのはず。
 以前は、堺市立晴美台東小学校であり、統廃合が行われその跡地利用として、今回の事業が展開されたそうです。


 内容の要旨は、以下の通り。


 【目 的】
  
  ①先進的な民間技術やアイデアを導入することにより、環境に優しく、住環境・居住空間の快適性や生活の質を高めた住宅・低炭素街区を創出し、地球の環境問題の克服に資すること。

  ②環境性能に優れた施設・街区での居住と環境に配慮した日常生活を通じて、環境に優しいライフスタイルを確立すること。

  ③泉北ニュータウン(昭和40年代に造成。オールドタウン化してきた)の再生のモデルとなるような新たなまちの魅力を提示すること。 
 
  ④環境技術の進歩に貢献すること。


 【経 過】

 ・平成17年 晴美台東小学校と晴美台小学校が統廃合⇒晴美台東小学校跡地の活用
 
 (小学校に設置されていた日時計を、モニュメントとして設置)
 
 ・平成18年 政令指定都市へ移行
 ・平成20年 環境モデル都市
 ・平成22年 エネルギー基本計画「資源エネルギー庁策定」
 ・平成23年 プロポーザル募集要項公表、説明会、提案者へヒアリング、提案者選定、仮契約等
 ・平成23年 本件土地処分に係る堺市議会の議決
 ・平成24年 土地の引渡、既存建物等の撤去工事開始
 ・平成25年 分譲開始

 
 【概 要】

  (事業者)大和ハウス
  (区画数)65区画
  (区画面積) 170㎡以上
  (住宅環境性能等) 全戸がネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを達成。太陽光パネル、蓄電池及びHEMSを設置。長期優良住宅の認定及びCASBEE評価のSランクを取得。
  (集会所)電気自動車によるカーシェアリング。太陽光パネル及び蓄電池を設置
 
  (街 区) 電線類の無電柱化、LED照明の街路灯、調整池上部に太陽光パネルを設置
 


 【補助金】 

  市から事業者に対し、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを達成するための設備等に充当する補助金を交付⇒上限1億円


 以上ざっと事業内容を書かせていただきました。


 実に素晴らしい取り組みではありますが、練馬区においては学校跡地を利用しての同じ規模の事業は難しいと思います。
 
 しかしながら、例えば10区画など、もっと小規模のモデル事業であれば可能だと考えますが、その際は当然のことながら民間事業者との共同事業となるわけで、練馬区は政令指定都市ではないので区単独の補助金は難しく、国及び東京都のモデル事業があれば、練馬区も手を挙げるといった形になるでしょう。

 いずれにしても、省エネ、創エネについては、練馬区としてもさらに推進しなくてはなりません。