河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

デルタ株で一変した米国の日常

2021-08-16 | 医学・医療
今日、表題の記事が日経メディカルで配信されていた。
著者は米国在住の緒方さやかさんである。

その記事の中で、『Baltimore Sun』というアメリカの新聞の記事が紹介されているのだが、私にとってはとても懐かしい新聞である。

26年前にジョンズ・ホプキンス大学に留学していた時、購読していた新聞だからだ。

記事の中で触れられているのも、ジョンズ・ホプキンズ病院に勤務する、ある疫学者の記事である。

以下、引用

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 この原稿を書いているのは8月4日だが、ここ10日ほどの間に米国内の状況が一変した。
「ポストコロナ」を祝うパーティームードは消え、混乱が広がっている。

 南部の州などで一気に感染者数が増加していることは、7月はじめごろからニュースで読んでいた。
とは言っても、私の住むカリフォルニア州では、遠く離れた場所の話だと思っていた。
ワクチン接種率の高いサンフランシスコで、同じことが自分たちの身に降りかかってくるなんて考えていなかった、というのが正直なところだ。

 ここ1週間で、3人の友人が新型コロナに感染している。
3人ともワクチンを既に接種しており、医療従事者でもない。
1人は、同棲しているパートナーが感染した(パートナーももちろんワクチン接種済みだ。どこで感染したかは不明)。
残りの2人は、室内での60人ほどの集まりに参加して、飲食したという。
直接の知り合いの中で国内で新型コロナに感染した人は、この約1年半のパンデミックを通してたったの1人しかいなかったのに。

 世界的に著名な医療機関であるジョンズ・ホプキンズ病院に勤務する、ある疫学者も感染した。
ワクチン接種者のみ15人が参加したディナーパーティーに出席し、自身を含む11人が感染した体験について、新聞に寄稿している
I went to a party with 14 other vaccinated people; 11 of us got COVID | COMMENTARY - Baltimore Sun)。
状況が一気に変わってしまったのは、やはりデルタ株の影響だと考えるのが妥当だろう。
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米国の状況を見ると、やはりマスク等の感染予防はワクチンを接種してもずっと継続しなくてはならないようだ。
コメント
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