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河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

特許証

2009-01-11 | CKCトリビア
うまくいく時は何でもうまくいく。
特許もすんなりと取ることができた。

ただし権利は出願したダイヤ工業が持つ。

それにしても自分が考えたアイデアが特許になり商品として世に出るというのはすばらしいことである。

シーティングベルト

2009-01-11 | CKCトリビア
ダイヤ座位保持ベルトを簡略化して腰痛用ベルトとしてシーティングベルトも商品化された。

このベルトを装着すると腰椎の生理的前弯が保持され、腰が楽になる。
ベルトをつっぱる構造なのであぐらをかいたり、椅子に座って膝を組んだりしても使用できる。

見ただけではその効果が分からないのが残念であるが、私自身も腰痛の時にはお世話になっており、効果は抜群によい。

ダイヤ座位保持ベルト

2009-01-11 | CKCトリビア
アイデアは諦めずにいるといつかものになるものである。
いろいろな経緯があったが、岡山の地元企業であるダイヤ工業が特許を出願して私のアイデアを商品にして下さった。
ダイヤ工業は腰痛用ベルトを主に開発販売している企業であるが、時代の要請もありちょうど介護関連商品の開発に乗り出そうとしておりタイミングが良かったのである。

CKCトリビア(どっこいしょ)

2009-01-11 | CKCトリビア
突然閃いたアイデアというのは二関節筋のメカニズムを応用して介護用の装具を開発できるのではないだろうかというものであった。
添付した図がその時に描いたラフスケッチであるが、大腿直筋に代わるようなベルトを大腿前面に装着する。
介護者が被介護者の腰を引く動きが股関節伸展モーメントを引き起こし、これがベルトによって膝伸展モーメントに転換されるという仕組みである。
さらに背当てのパッドを利用して座位保持にも利用できる。
すなわち、一人では座位もとれないような患者さんがこのベルトを装着すると良肢位で端座位が保持でき、介護者がベットから車いすへの移乗介護を行う時には楽に介護が行えるというベルトである。

私はこのベルトに「どっこいしょ」というネーミングをした。
介護関係の装具には思わず笑ってしまうようなネーミングの商品が多くて、まねてみたのである。
後から知ったが、ロシアだかどこかの国のツアーガイドの人が最初に覚える日本語が「どっこいしょ」だそうだ。
バスで観光地巡りをして、帰ってきて座席に座る時みんな必ず「どっこいしょ」と言うらしい。

こういった装具は少なくとも私は見たことも聞いたこともなかったので特許も取れるのではないかと思った。
しかし、その後約1年くらいの間は私の頭の中だけにあって日の目を見ることはなかった。