いつものようにシドさんの作品作りからスタ-ト。昨日、急きょ雲をズマルトにした。
(ズマルトってのは、ガラスタイルの親分でキャラメル位の厚みがある)
更に切り方に一工夫をほどこしているから、モコモコ感・・・判るかなぁ?
結構進まないのね。久しぶりにこんな切り方したしねぇ・・・
これはそうねぇ・・・初年度かなぁこの仕事になった・・・ある問屋さんで出会った。
すげぇ・・・これってイタリアで見たあのモザイクの材料だぁってね。
けれど1kが7000円で、2k単位でしか買えないって言うのさ。でも使って見たい・・・
仕方無く個人年金を解約して買ったよ。そしたら随分まけてくれて・・・・
それで作ったのがかまきりとお風呂みたいな場所に入った女の人の2点を作った。
その他数点。数回しか使っていないけれど、その時考えた切り方なのね。
まっ結果的に貧乏だったから気が付いたんだけれどね。あはははは
そんな中、ご新規さんの教室。 いつものように軽く説明してスタ-ト。
けれどメ-ルでのやり取りがちょいといつもと違ってた・・・ずっと続けたい・・
そこでその質問も数回聞き直した。するとどうやら続けたいようだ。
更にそこでお続けするのが前提なら、喰い切りを購入なされますか?と尋ねた。
1日目から喰い切りの購入を勧めたのは始めてかも知れない・・・・
それがすんなり受け入れられた。
勧めない理由はある。通常何と無く・・・ってスタ-トだから、無理には嫌だから。
そして売るが本業では無い。 すべてがご理解なさって頂かないとね。
どの位理解なされたか?
これが今日の成果。 みんなにはどう映るのだろうか?
少なくとも体験教室は3時間でほぼ完成と言うスタイルが通常なのだが、
その説明しても、結果はこれ。 慌てない、納得し、次回に・・・とね。
初回から本教室のスタイル。 またいらっしゃると・・・・
ここで何度か説明したから、またかぁ?って思う人もいるけれど、あえてやって見る。
体験教室とは? 3時間3000円、材料込みでなべしきサイズの大きさを1cmのタイルで
枠を作り、中をぺきぺきタイルを使って切ってモザイクの作品を作る。自由に・・・
ここは何と無くやって見たい・・・と言う感じだから、今日完成し、持って帰りたい。
なおかつ、場合によっちゃ終わりが見えない時は、お手伝いしても終わらせる。
何しろ帰りの時間まで決まっている場合が多いからね。
それとは違い本教室の場合、最初から御自分の下絵でのスタ-トは一緒でも1回で終わる
つもりが無いから進み具合もご自由。 だから今回もこの状態でも3000円と言う事になる
本当に納得して頂かないと、これで?って事になる。
体験の場合で俺が手伝った箇所が多ければ、明らかにグレ-ドは上がる。当然ながら。
そして時間もほぼ時間通りになる。だから何もかも予定通りになる。
しかしながら本当の意味の物作りとは自分でやると言う事。
ここでお話したネタ話の1つを紹介しよう。
良くお金が無いから自分で作ると言う人がいます。僕はそれならお帰り下さいって言います。私とは合い交わる事が無いでしょうからってね。
巷ではDIYと言う言葉が流行っている。その行為には賛同するし協力もする。
しかしながら買うと高い・・・この考えは是正してもらいたい。
何故ならばこの考えは余りのも貧困でひどい考え方だから・・・
ではその理由。作ると安い? では比喩を料理としましょう。お母さんが多いからね。
んじゃ料理教室に例えます。
まず交通費、入会料、受講費、材料費が掛かるでしょうね、きっと。
ではレシピの本を買って勉強します。いくらになりました?
では更に、お友達の料理が上手い人に習います。お礼はいくらにします?
習うって手段はこんなもんでしょう?1食作るのにいくら掛かりましたか?
では同じ料理を食べに行きましょう?どちらが安いですか?
まだご理解願えないのなら、お母さんが作るのは高いって事です。お母さんの手間は
いくらですか?タダだと思っていませんか?そうじゃなきゃ安いって表現はしないはず。
つまり自分で作る。これは高くなるかも知れないのです。ご自分の手間をタダと考えた時に安いと言っているのですから・・・
自分で作るって事は安いじゃなく、作る喜び、そのプロセス、充実感、達成感、そんな
目に見えないモノを大事にする人達のモノなのです。
私はこよなくそれらを大切にしています。心意気、心遣い、気力、気迫、思いやり、
思い出、・・・だからこそお母さんが御客さんに持つ私としては、なるべくお金が掛からないように気配りしているつもりですが、
安いから。って来られるのなら、腕の切り売りなのに、安く教えて、安く作ってでは
これ以上は無理です。と言いたくなります。
いつかkatsuに習いたい。katsuの作品が欲しいと言う人だけに接したいと思います。
何と無く・・とかじゃなくてね。
これがDIYや習い事の原点だと思うのです。
ですから、教え方もランク付けが私にはあります。
弟子。私には3人いますが、この人達はいつか一緒に仕事がしたいと言った人です。
ですからプロになりたい人です。教室の先生でも、作品つくりでもね。そして更に、
作品とは、もし私が芸術家と名乗れば、3人は芸術家と肩を並べたいと望んだ人になります。だからとても厳しくなります。
では、アトリエで個人レッスンに本教室としていらっしゃった方。それは上手くなりたい
そう願った人になります。 今よりも上手くとね。
では、体験教室。ここはやった事が無かったので、モザイクって何かなぁ?って人に
楽しく作品作りに携わってもらいたいと教えます。
ではサ-クル。ここは仲間です。ここでは基本的には指導はしません。同等ですから。
一緒に作りませんか? と和気藹々ならいいのです。じゃないとアトリエでお金を払う
意味が無くなります。
目的意識を持って使い分けて頂ければ、私はそれに応じた対応をさせて頂きます。
今日のお客さんは1回目なのに、こんな話をさせて頂きました。またいらっしゃった時の
目的意識は変わったか?変わらないか?はともかく、その事についての質問をなされた。
熱意のある対応が出来た事を祈ります。そして果たして伝わったか・・・