今日はフェルメールのリピータ―さん教室。今日はちょっとテクニック紹介なんかして見ようかな?
このターバンの所は2色使っているのね。形としては長四角を横にする事を意識して、縦には張らない様に・・・って感じに、ただ色を埋め尽くすって事じゃ無く、常にターバンを作っていると思う事なのね。その時に色は2色使っているんだけれど、混ぜるってだけでこちらは流動的。
意識は全く無くて良いのね。ただ右側に行くと、クルンと横になった7みたいな張り方のパーツがあるよね?ここはどちらか1色のみでやってあるのね。左側は流動的に混ぜた・・・右はキッチリと必然。こうするとハッキリと分れるでしょ?
所が2色似ているから、良く判らない・・・近くで良く見ると判る程度。でも良く見ると判るって事は、判らないでは無くて判るのね。って事は、この7みたいなのが判ってしまうって事になる。けれど良く見ないと判らない・・・。
このたった1つのルールを守ると、7は隠れキャラ的存在で、ちゃんとあるものが隠れる事になる。それが左側は流動的、右側は必然として、結局2色が曖昧に混ざって見えてしまうのに、モヤッと見えたとしたら?・・・そこが全て流動的に
したものと違って見えたとしたら?・・・それこそが繊細って事になるのね。まぁ隠し味って言うのは、隠れっ放し味でも無ければ、ばれちゃう味でも無いのね。そこが絶妙なテクニックだと思うのね。そして窪んだりしている影になる。
こんな事を考えながらやるのだから時間は掛かるし、どう見えるだろうか?に正解は判らないし、その癖厄介なのは、不正解はあるのね。これが合っているって自信には繋がらないのに、これは無いわっ・・・って事はハッキリ判ってしまう。
それがモノ作りのオリジナルの怖さなのね。いくら手間を掛けても、しょぼく見えてしまったり、はぁ?何が?何処が?って事ではやった意味が無い。それが見事にはまると、その手間が報われて、よしっって気分になるのね。
こんな事をあっちこっちで散りばめるのだから、当然単なるクラッシュで似ている色を入れて見た・・・って単純なモザイクとは質が格段に良くて当たり前なのね。これから増々楽しみなのね。増してどんどん似て来れば満足感もね。
そんな後は、大野荘のあわび看板。
これを見るなり、顔がゆがんだのね・・・まぁグロいとかエグイって事なんだろうけれど、つまりそれはリアルだって褒められているようなものなのね。そこで試しに以前作った大野荘のお風呂の立体あわびの写真を見せたのね。比較して貰う為に・・・
すると、あぁ・・・って。とても素直なリアクションだったのね。要するにこれを見た後では、リアル感が比べ物にならない・・・って事なのね。しかもただの感想じゃ無いのね。このフェルメールを作っている生徒さんの腕や眼での評価。
単純な好みの感想じゃ無いのね。中々良いリアクションだったのね。かなり期待出来る仕上がりになっているのね。