ースティーラーズーPAWN SHOP CHRONICLES
2013年 アメリカ 113分
ウェイン・クラマー監督 ブレンダン・フレイザー(リッキー)イライジャ・ウッド(ジョニー)ヴィンセント・ドノフリオ(アルトン)ペル・ジェームズ(シンディ)シャイ・マクブライド(ジョンソン)マット・ディロン(リチャード)ポール・ウォーカー(ロウドッグ)
【解説】
『ワイルド・スピード』シリーズなどのポール・ウォーカーが出演した異色アクション。アメリカ南部を舞台に、怪しげな者たちが生き残りを懸けた戦いを強いられる運命の一日を映し出す。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのイライジャ・ウッド、マット・ディロン、ブレンダン・フレイザーら、実力派たちが競演。『ワイルド・バレット』で、ポールと組んだウェイン・クラマー監督がメガホンを取る。クセある人物にふんした彼らが披露する怪演はもとより、ブラックジョークとバイオレンスが渦巻くタッチも必見。
【あらすじ】
アメリカ南部。白人至上主義者である強盗団リーダーは、ドラッグディーラーから大金を奪い取ろうとたくらんでいた。その頃、エルヴィス・プレスリーを崇拝する巡業芸人は宗教めいたことを口走る男と出会い、妻を何者かに誘拐された過去を持つ男は女性ばかりを狙った猟奇犯と遭遇する。一見、無関係な彼らであるが、奇妙な巡り合い、欲望や怨嗟(えんさ)といった感情、ヒステリックな小人、手癖の悪い料理人など、さらに奇々怪々な連中の登場によって、予想だにしなかった事態に身を投じていくことになる。(シネマトゥデイ)
【感想】
ポール・ウォーカーが昨年11月に交通事故で亡くなったので、何か見たいなあということでレンタルした作品。
別に、ポール・ウォーカーが主演ということはないけど、あまり彼の作品を見ていないので、面白そうかなあと思って。
タランティーノが絶賛ということだけど、いえいえ、タラちゃんの作品の方がずっと面白いです。
この作品は、どちらかというとグロじゃないかな?
南部の小さな町の質屋を介在して起こる事件を、オムニバス風に展開した作品。
質屋の親父と近所の親父の会話はなにやらジム・ジャームッシュ風。
大きなエピソードは3つかな?
ひとつは、ポール・ウォーカーの出て来る、ジャンキーの強盗団の話。
強盗といっても、お金がないので、麻薬の売人を襲って麻薬を強奪しようというもの。
次は、婚約者と旅の途中に質屋に寄ると、誘拐された元妻の指輪を見つけて、復讐心に火がついて、誘拐犯を突き止め妻を見つける男(マット・ディロン)の話。
この誘拐犯がジョニーというサイコ野郎。
イライジャ・ウッドがやっているんだけど、はまっています。
ここに捕まっている全裸の女性たちが、ジョニーを慕っているのがよくわからなかったなあ。
最後は、エルビスプレスリーのモノマネ芸人だけど、お金がなくてプレスリーのペンダントを質入れしに来るリッキー(ブレンダン・フレイザー)の話。
悪魔に魂を売る話になっていきます。
最後、この3つの話がカーニバルのシーンでまとまるんだけど、なんか、つまらなかった。
テーマが、人種差別や悪魔やサイコという日本人にはあまり縁のない奇抜なものだからかなあ。