マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

団地

2017-03-01 12:21:04 | 映画ーDVD

ー団地ー

2015年 日本 103分

監督=阪本順治 キャスト=藤山直美 (山下ヒナ子) 岸部一徳 (山下清治) 大楠道代 (行徳君子) 石橋蓮司 (行徳正三) 斎藤工(真城) 

 

【解説】

日本アカデミー賞監督賞やブルーリボン賞監督賞などに輝いた『顔』の藤山直美と阪本順治の主演、監督のコンビが、およそ15年ぶりに再び組んだ異色ドラマ。とある団地に引っ越してきたいわくありげな夫婦と、彼らが抱える秘密を暴こうとする住人たちが騒動を巻き起こす。『正しく生きる』などの岸部一徳をはじめ、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工らが結集する。先の読めない展開はもちろんのこと、クセあるキャラたちにふんしたキャストが織り成すストーリー展開も見どころ。

 

【あらすじ】

商店街の一角で営んでいた漢方薬店を閉め、その住居兼店舗を売却し団地に移り住んだヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)の夫婦。パートに出るヒナ子と散歩ばかりしている清治だったが、ふいに清治の姿が見えなくなってしまう。さらに、彼らの部屋にスーツ姿で日傘を差す謎めいた男が出入りするように。やがて、ヒナ子が清治を殺して死体を隠しているといううわさが流れ、それを聞き付けたテレビ局が取材に訪れる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

藤山直美さんが乳がん治療専念のため、舞台が中止になったというニュースが届きました。

1日も早い回復をお祈りしています。

 

この映画は森山直美が出演するなら間違い無いだろうと思って見た作品です。

さらに共演陣が大御所で面白そう。

 

ヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)の夫婦は、商店街で漢方薬局を営んでいましたが、一人息子の死によって、店をたたみ、団地に引っ越してきました。

ヒナ子はスーパーにパートに出ています。

でも、慣れない仕事で、店長に叱られてばかり。

清治は毎日裏山に登って散歩三昧。

 

彼らの部屋を訪ねるのはただ一人、漢方薬を注文しに来る青年(斎藤工)と、漢方薬を受け取りに来る宅配の人だけ。

この宅配の人も、いつも下痢をしていて怪しい。

 

団地の人達は、この不思議な新入り夫婦に興味津々。

町内会長の行徳夫妻(石橋蓮司、大楠道代)は清治夫婦に近づき、町会長選挙に出馬するように進める。

 

しかし、町会選挙では行徳が勝ち、ショックを受けた清治は家に引きこもってしまう。

誰が来ても姿を現さず、やがてヒナ子が清治を殺したと噂が立つ。

一方で、正体不明の青年が、自分は宇宙人で、虚弱体質の自分たちに合った薬は清治が作ったものであると打ち明けた。

もうすぐ地球を去るので5000人分の薬が欲しいという。

 

清治たちは薬を作る代わりに、自分たちも宇宙に連れて行くようにお願いをする。

薬を作り上げ、清治夫婦は宇宙船に乗り込むが、大切なものを忘れてきたことを思い出して…。

 

ラストは時空が歪んで、息子も死なず元気な姿で日常を過ごしているというハッピーエンドでした。

息子を亡くしたという思いを抱えているので、直美さんも一徳さんもいつものおかしさは抑え気味でした。

そこが少し物足りなかったかなあ。

 

斎藤工さんが宇宙人というのは、よく考えたなあと感心するくらいぴったりでした。



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