マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ベン・ハー

2017-04-18 11:05:15 | 映画ーDVD

ーベン・ハーーBEN-HUR

2016年 アメリカ

監督=ティムール・ベクマンベトフ キャスト=ジャック・ヒューストン (ジュダ・ベン・ハー) トビー・ケベル (メッサラ) ロドリゴ・サントロ (イエス) ナザニン・ボニアディ (エスター) モーガン・フリーマン(イルデリム)

 

【解説】

アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか史上最多11部門を受賞したウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の歴史的大作を、「ウォンテッド」「リンカーン 秘密の書」のティムール・ベクマンベトフ監督、「アメリカン・ハッスル」のジャック・ヒューストン主演でリメイク。エルサレムの名家に生まれたベン・ハーは、義兄弟であるメッサラの裏切りにより奴隷船送りとなった上、乗っていた船が転覆するが、謎の族長イルデリムに命を救われる。やがて数年ぶりに戻った故郷で戦車競争出場の機会をつかんだベン・ハーは、復讐心を内に秘め、競技場でメッサラとの宿命の対決に挑む。主人公ベン・ハーをヒューストンが演じ、トビー・ケベルが宿敵メッサラに扮した。そのほかモーガン・フリーマン、ロドリゴ・サントロらが脇を固める。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私はウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の「ベン・ハー」に思い入れがないので、この作品はとても楽しく見られました。

 

ユダヤ人の名家出身のジュダ・ベン・ハー(ジャック・ヒューストン)と、ベン・ハー家の養子でローマ人のメツサラ(トビー・ケベル )。

二人は両親愛情を受けて分け隔てなく育ち、とても仲が良かった。

メッサラとジュダの妹は淡く思い合っていた。

 

ある日、二人が馬に乗って競争していた時、ジュダは落馬し、大怪我を負う。

ここにいることはできないと悟ったメッサラはベン・ハー家を去り、ローマ軍に入る。

 

ジュダは奴隷のエスターと結婚し、イエス(ロドリゴ・サントロ)とも知り合う。

 

ローマは勢力を拡大し続け、とうとうジュダの国にも入ってきた。

入城するローマ軍に歯向かっていけないとメッサラはジュダに助言するが、ジュダの家に匿われていた反乱派の少年がローマ軍の司令官に向かって矢を射った。

ジュダと家族は囚われ、ジュダは船の漕ぎ手の奴隷となる。

3年の年月が流れ、ジュダが乗っている船が敵の砲弾にやられ沈没した時に、ジュダは運良く逃げ出し、海を漂流したのち、隊商を率いるイルデリム(モーガン・フリーマン)に助けられる。

優れた馬の使い手であることを認められ、メツサラと馬車競争するために、イルデリムとともに生まれた町に戻ってきた。

 

妻のエスターはイエスのもとで手伝いをしていた。

母と妹は囚人となり、重いらい病を患い、牢屋の奥に閉じ込められていた。

ジュダはメッサラへの復讐に燃える。


イエスが囚われ、十字架を背負って歩く時、ジュダはイエスに水を差し出した。

それはかなえられなかったが、イエスの行動に強く打たれたジュダはイエスの処刑に立ち会い、慈悲の雨を受ける。

 

母と妹も、その雨を受け健康を取り戻した。

 

馬車競争の日が来た。

ジュダは妨害に遭いながらも、最後はメッサラを蹴散らし優勝する。

 

メッサラとも和解し、かつての友情も取り戻した。

 

ベン・ハーの波乱に満ちた人生が描かれていました。

でも、若者らしい純粋さを貫いた彼に清々しい思いを持ちました。

メッサラも、真に悪人ではなく、彼の生きる道だった。

立場が違えば、厳しい選択にもなると思います。

 

最後は和解できてよかったです。

最初に、メッサラの無償の友情が描かれていたので、ほっと一安心でした。



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