マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ダークプレイス

2017-04-18 11:17:05 | 映画ーDVD

ーダークプレイスーDARK PLACES

2015年 イギリス,フランス,アメリカ 113分

監督=ジル・パケ=ブランネール キャスト=シャーリーズ・セロン (リビー・デイ) ニコラス・ホルト (ライル) クロエ・グレース・モレッツ (若き日のディオンドラ) タイ・シェリダン (若き日のベン) 

 

【解説】

『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」を映画化。幼いころに一家惨殺事件から生き延びた女性が、家族を襲った事件の真相を追ううちに驚がくの真実にたどり着く姿を、『サラの鍵』などのジル・パケ=ブランネール監督が描く。血塗られた過去と向き合うヒロインには、『モンスター』などのオスカー女優シャーリーズ・セロン。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト、『モールス』などのクロエ・グレース・モレッツらが共演。

 

【あらすじ】

8歳のときに起きた一家惨殺事件で生き残ったリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、有名事件の真相について話し合う「殺人クラブ」から招待状が届く。彼女が兄の犯行を目撃したと証言したことで、当時15歳だった長男ベンが終身刑を宣告された事件について話してくれれば謝礼を支払うという。生活費に困っていた彼女は申し出を受け、家族を襲った悲しい事件を振り返るが……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

リビー(シャーリーズ・セロン)が8歳の時に起きた一家惨殺事件。

姉二人と母が惨殺され、リビーだけが家の外に逃げて生き延びた。

彼女の証言で実の兄のベンが犯人とされ、無期懲役の判決が下り、刑務所で服役中。

 

一家惨殺事件の生き残りとして有名になったリビーは、全国からの寄付金で優雅に暮らしてきた。

しかし28年も経ち、その基金は底をついてきた。

基金を管理している管財人から、そろそろ働くように言われる。

 

しかし、8歳から時計が動かないような生活をしているリビーには生活の手段がない。

 

迷宮入り事件や残酷な殺人事件などをテーマに活動している「殺人クラブ」のメンバー、ライル(ニコラス・ホルト )がリビーに興味を持ち、クラブで講演してくれたら講演料を出すという。

さらに真犯人を探す手伝いをすると、さらにお金をくれると申し出てきた。

 

犯人は兄のベン(コリー・ストール)だと信じているリビーだったが、当時のことを思い出すうちに、ベンの恋人ディオンドラ(クロエ・グレース・モレッツ)を思い出した。

 

当時、リビーの家は貧しいシングルマザーで、農業も行き詰まり、農地や家を追い出される寸前だった。

たまに現れる父親は、金の無心しかしない。

 

兄のベンにはディオンドラという恋人がいたが、他の女性のやっかみであらぬ噂をたてられ、ディオンドラと駆け落ちしようとしていた。

ディオンドラのお腹にベンの子供がいるというのだ。

 

母は、ベンの噂を打ち消そうと努力するが、生活苦もあり、絶望していた。

そして、母がとった行動が、事件の真相だったのだ。

 

ベンは生まれたであろう我が子のために口をつぐみ、刑務所生活に耐えていた。

事件の真相が明らかになった時、リビーもベンも過去の重荷から解き放たれる。

 

主演のシャーリーズ・セロン自身が、母親がDVの父を撃ち殺すという過去を持っていることを彷彿とさせるような、リビーの暗い表情がとても良かったと思いました。

28年はとても長いけれど、リビーもベンも自分の人生が取り戻せればいいなあ。

 

それにしても、8歳の子供の証言を鵜呑みにする警察って、どうよ?と思いました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。