幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

錦織死闘を制す

2019-01-21 23:38:30 | テニス
 全豪オープン錦織の4回戦は5時間を超える死闘になりました。相手のスペインのカレーニョ・ブスタは27歳で錦織より少し年下。かつてはトップ10にも入っていた強敵ですが、クレーコートならともかくハードコートなら錦織有利だろうと思っていました。

 しかし今回の錦織はドロー運が悪い。当たる相手がみなゾーンに入ってしまう絶好調選手続きです。最初の2セットを競り合いながらも落としてしまい、そこから何とか3セット目、4セット目を裏返しのゲーム数で取り返して最終セット。ここでもタイブレイクにもつれこみ、さらに5-8とリードされる大ピンチ。あと2ポイントで負けるというところから、なんと怒涛の5ポイント連取で大逆転勝利を収めました。

 1回戦、2回戦に続く3回目のファイナルセットで勝利を手にした錦織ですが、もともとツアーでも5セットマッチでの勝率が高いことでは有名です。ひとつには錦織のメンタルの強さがその理由でしょうが、もうひとつは相手のデータが増えていくほど錦織のペースになっていくということもあると思います。ビッグサーバーではないだけに、錦織の勝利の鍵を握るのはリターンです。試合の中でサービスを受ける回数が増えれば増えるほどリターンに慣れてくるし読みが冴えてくるわけですから、ロングマッチになれば錦織は有利になっていきます。

 3セットマッチのマスターズ1000大会で優勝できないのは、調子が出てくる前に試合が終わってしまうということもあるのかも知れません。ただグランドスラムでは逆にロングマッチが増えるだけに、疲れが溜まってきて大会終盤で息切れを起こしてしまいます。もし1日おきに試合ではなく、プロ野球の投手のように中6日で試合ができるスケジュールなら、錦織はとっくにグランドスラムを複数回制していたかも知れません。

 今大会もいかにも錦織らしい勝ちあがり方で4試合で試合時間は14時間を超えて迎える準々決勝。相手はもっとも相性が悪いジョコビッチです。ここまで強敵を苦もなく退けてきたジョコビッチだけに余力はたっぷり。錦織に有利な要素はなにもなく、勝てる可能性は限りなく低いと思いますが、勝負の世界ですから何が起きるかわかりません。錦織の粘り強さに期待しましょう。
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世代交代進む男子テニス

2019-01-20 23:31:43 | テニス
 全豪オープンも折り返して2週目に突入です。男子シングルスでは特に若手の躍進が目立っています。長年君臨してきたBIG4を中心とするベテラン勢にいよいよ陰りが見えてきて、世代交代が進んできたなという印象を受けます。

 まず今回の全豪で引退をするかもと言って、初戦で熱戦の末に敗れてしまったBIG4のひとりであるマレー。できることならまだ現役を続けてほしいのですが、このまま引退か、もしくは手術をして再びチャレンジするかの2択のようです。手術しても元に戻る保証はないわけですから、マレーがコートに戻ってくるかどうかは微妙です。

 マレーと並んでグランドスラム3回の優勝を誇るワウリンカも初戦で姿を消しました。こちらは相手が復活途上のラオニッチでしたから仕方ないところはありますが、昨年からの衰えは隠せなくなってきています。

 そして今日3連覇を狙っていたフェデラーが負けてしまいました。ベスト8にも残れなかったのは残念です。若手のチチバスとの大接戦の末の敗退ですが、世代交代が進んでいる象徴的な試合になりました。フェデラーは通算100個目のタイトルを目前にして足踏みを続けています。将棋の羽生善治が100期目のタイトル目前で足踏みをしている姿と重なります。

 ボトムハーフはベスト8の4人中2人が次世代の若手選手。トップハーフの4回戦はこれからですが、次世代としてはメドベデフ、ズベレフ、チョリッチと3人がベスト8進出の可能性があります。若手に立ちふさがるジョコビッチとナダルの2強がこのまま決勝まで揃って勝ち上がれるかどうか、実に楽しみなセカンドウィークです。
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好調『メゾン・ド・ポリス』

2019-01-19 23:59:53 | テレビ・芸能
 今クールでもっとも注目していたドラマ『メゾン・ド・ポリス』が視聴率も内容も好調です。初回の視聴率が固定ファンがついている『家を売る女の逆襲』と並ぶ数字を獲得しましたが、内容的にも面白く、しかも深さもあって見応えがありました。

 まず黒岩勉の脚本の良さを誉めるべきでしょう。基本構造は古典的な刑事ドラマです。不可解な事件を新米刑事がベテランの相棒(退職していますし複数ですが)とバディを組んで解明していきます。この基本がしっかりしているから見ていてもわかりやすいし安心です。

 そして古典的構造の上に現代的な問題でストーリーをコーティングしていきます。第2回では「独居老人」や「生き甲斐の獲得」「不倫」「LINEによる噂の拡散」「インスタでの見栄張り」などが取り込まれていて、事件に現代的なリアリティを与えていました。

 次にこの脚本を生かした演出の巧みさと俳優陣の演技の安定感が抜群です。特に退職警察官たちを演じているベテラン俳優たちが実に良い味を出しています。そしてそのベテラン陣を相手にひけを取らない演技を見せている主演の高畑充希の成長ぶり。コメディエンヌとしての才能も存分に発揮していて、彼女の顔芸も見どころのひとつです。

 見ていてちょっと残念だったのは、高畑が所属している警察署の同僚上司たちがあまりにも無能なこと。退職した警察官たちとの対比のためにそうしているのだろうとは思いますが、そんな低レベルで今までどうやって捜査してきたのとなってしまうので、もう少し彼らにも見せ場を作ってやってはどうだろうと思います。

 今後は主人公の過去の家庭の不幸について「縦軸」として少しずつ掘り下げて解明されていくのでしょうが、今はまだ伏線を張りまくっている最中なので、楽しみに見続けようと期待しています。
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音楽を始めるのに遅すぎることはない?

2019-01-18 23:51:22 | 音楽
 今年でサックスを習い始めて10年、ピアノは8年になります。最初は自分でもどれくらい続けられるかと疑っていましたが、何事も長く続けていくことだけはできる性分のようで、特にやめようと思ったこともなく楽しく続けています。

 ただ10年もやれば、もういっぱしのサックス奏者になっているのかと期待していたのに、残念ながらいつまで経っても中級者止まりで、とても「奏者」と呼べるレベルではありません。なにせ4ヶ月くらいみっちりその曲だけ練習しても、本番でミスするような奏者は「騒者」です。

 大人向けの音楽教室の宣伝には「音楽を始めるのに遅すぎることはない」などとよく書いてありますが、それはどこを目指すかによります。人前で演奏して恥ずかしくないレベルになるのであっても、なかなかその域に達しないというのに、拍手をもらえるセミプロ級の腕前になるにはちょっと生きている間では時間が足りなさそうです。

 英才教育という触れ込みのもとに英語を習わせたりする親がいますが、僕の経験や周りの事例からしたら、英才教育が本当に必要なのは何と言っても音楽です。次にスポーツ。英語などの語学は大人になってからでも本人の努力で十分間に合いますが、音楽とスポーツはできたら小学校入学以前から始めておきたい分野です。

 もちろん単なる「楽しみ」が目的なら、大人になってからでも高齢者になってからでも十分です。ただ少し本気になって上達したいと思い始めると、必ず「もっと早くからやっておけば良かったな」と後悔混じりで思うのが音楽とスポーツなんですよね。まあだからこそ、いつまでも下手なくせに音楽もテニスも飽きずに続けられているのかも知れませんが。
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錦織大苦戦も3回戦へ

2019-01-17 23:39:37 | テニス
 全豪オープン錦織の2回戦、相手は巨人カルロビッチ。39歳にしてまだまだ健在なサービスキングです。錦織にとっては、というか、ほぼ全ての選手にとって嫌な相手です。なにせカルロビッチはほとんどサービスをブレイクされることがありません。大抵の場合はお互いにサービスキープしてタイブレイク勝負になります。もし1ゲームでもブレイクを許せば、そのままセットを奪われてしまう危険な存在です。

 カルロビッチは1回戦でも6-7、7-6、7-6、7-6という全てタイブレイクといういかにもな試合で勝ち上がりました。サービスが一番弱点の錦織としては、とにかくサービスとリターンに集中するしかありません。

 第1セットを6-3、第2セットを7-6と連取したところで、これは錦織の流れかと思わせましたが、なんと3セット目、4セット目をともに5-7で落としてしまいます。タイブレイクにすら持ち込めない展開は一番カルロビッチにやってはいけない形。これでフルセットにもつれこんでしまいました。

 ファイナルセットもタイブレイクになった錦織ですが、その前に大ピンチがありました。ゲームカウント4‐4での第9ゲームでは0‐40とトリプルのブレイクポイントを握られます。1本も落とせない崖っぷち状態です。このゲームを取られたら、次はカルロビッチのサービング・フォー・ザ・マッチ。しかし錦織はここから挽回をして何とかタイブレイクに持ち込み、辛うじて勝利を掴みとりました。試合時間3時間48分。まさに死闘です。

 1回戦に続いて大苦戦を強いられた錦織ですが、これが吉と出るか凶と出るかはわかりません。真夏のメルボルンですから、なるべく前半は疲れを溜めないように長い試合は避けたいのが本音です。ただ錦織の場合はゲームをすればするほどコートにフィットしてくるところもありますし、前半に苦戦しておいた方が調子が上がってくるかも知れません。3回戦までにうまくリカバリーできればいけるのではないかと思います。

 ちなみに西岡とダニエルはやはり次世代エースたちにやられてしまいました。ただ大坂なおみはきっちりと勝ち上がっています。昨年の全米のように男女シングルスで揃ってベスト4以上となると良いのですが。
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稀勢の里の引退

2019-01-16 23:52:37 | 大相撲
 ついに横綱稀勢の里が引退を表明しました。今場所は初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から3場所かけて8連敗という1場所15日制での横綱のワースト記録を作ってからの引退はいかにも遅すぎました。本来なら先場所初日から連敗したあたりで遅くとも引退表明すべきでしたし、もっと厳しいことを言えば秋場所皆勤して10勝しか上げられなかった時点で引退でも良かったと思います。

 もちろん稀勢の里は人気力士であり協会の看板ですから、興行的に引退させたくなかったということもあるでしょう。本人も真面目の上にも真面目な力士ですから、最後まで可能性を信じて戦ってきたのだと思います。そういう稀勢の里個人に対しては素晴らしいと思いますが、やはり横綱のあるべき姿ということを考えれば、もっと引き際は潔くしなければ「伝統」を標榜する大相撲の看板に泥を塗ることになってしまいます。

 稀勢の里の横綱在位はわずか12場所。しかも皆勤したのは2場所に過ぎません。先に書いた8連敗だけではなく、8場所連続休場は年6場所制で、昨年九州場所の初日からの不戦敗をのぞく4連敗は1場所15日制で、それぞれワースト記録です。横綱在位時の成績はなんと36勝36敗97休。まさに目を覆わんばかりの惨憺たる成績です。もし50年後の相撲ファンがこの稀勢の里の成績を見たら、どんな弱い横綱だったのかと思うことでしょう。

 稀勢の里自身はとにかく真面目でひたむきな力士であり、それだけに人気もありました。決して久しぶりの日本人横綱だったから、というだけが人気の理由ではないと僕は思っています。だからこそ、ここまでボロボロになる前に周りがきちんと時期をみて引退をさせるべきではなかったのかと感じます。稀勢の里の人気を当て込み、彼の真面目な人柄を利用してしまったのだとしたら、相当に罪深いことです。

 さらに言えば、そもそも大甘の条件で横綱昇進をさせた協会にも問題があります。日本人横綱が欲しいという協会側の欲が、ひとりの有望な力士を潰してしまったと思います。横綱昇進時(「稀勢の里横綱昇進」)に書いた「短命横綱に終わるかも」という残念な予想が当たってしまいました。
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錦織ギリギリ発進

2019-01-15 23:59:12 | テニス
 全豪オープン1回戦で日本男子勢が順調に発進しました。まず最初に西岡良仁。サングレンに3-1でしっかり勝ち切りました。昨年大きな故障から復活してツアー初優勝もした西岡は、いよいよ今年は飛躍の年になるかも知れません。ダニエル太郎もコキナキスの棄権によって2回戦進出を決めました。

 それに比べて錦織圭はギリギリでした。予選から上がってきた176位のマイクシャクに大苦戦しました。絶好調の相手に2セットを連取されて絶体絶命の大ピンチでしたが、相手が3セット目の序盤にけいれんを起こし、そこからは錦織の一方的なペースに。最終セットでマイクシャクがリタイアしたのに救われての辛勝でした。もしマイクシャクが3セット目も完調だったら初戦敗退の憂き目に遭っていたことでしょう。

 テニスの怖さというのは短期的ににこうして相手が「当たりまくる」ことがあることです。グランドスラムのデビュー戦だったマイクシャクは恐らく自分でも過去にないほど好調だったのでしょう。完全にゾーンに入っていました。しかし、それだけに知らず知らずの間に身体にかつてないほどの負荷がかかり、けいれんを起こしてしまったのかも知れません。

 レベルは全く違いますが、我々のような愛好家でもやはり「ゾーン」に入ることはあります。むしろ安定した実力を発揮できるように訓練しているプロ選手よりも、より浮き沈みが激しい分だけ我々のレベルの方が絶好調にもなりやすいとさえ言えます。もちろん、それだけにいつもの調子にもすぐに戻ってしまいます。錦織も「こんな調子がいつまでも続くわけがない」とは思いつつも、さぞかし冷や汗を掻いたことだろうと思います。

 ともあれ3人も2回戦に進んだのは快挙です。ただ2回戦の相手はみな大変です。西岡は第10シードのハチャノフ。強打が炸裂する次代のチャンピオン候補のひとりです。ダニエルの相手は第25シードのシャポバロフ。これまた強打の若手。いまどんどん次世代の選手たちが上がってきていますが、その代表的な選手たちが2人に立ちふさがります。

 そして錦織の相手は対照的に39歳の大ベテランであるカルロビッチ。長年男子テニス界に「サービスキング」として君臨し、今や各種の最年長記録をも更新しようとしている選手です。彼の勝ちパターンはひたすらビッグサーブでサービスキープを続け、タイブレークでポイント1つミニブレイクして勝つというマンガのようなやり方。ツアー屈指のリターン力をもつ錦織としても、カルロビッチのサービスが入り続けたら危ないです。グランドスラムはドラマが尽きません。
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ボロボロの横綱大関陣

2019-01-14 23:38:28 | 大相撲
 初場所が始まっています。今場所は3横綱3大関がひとりも休場することなく揃っていますが、その内容たるや惨憺たるものです。初日、2日目ともに横綱大関で2勝4敗。2連勝したのは白鵬だけで、稀勢の里、豪栄道、栃ノ心は連敗しています。白鵬だって今日は99%負けていた相撲でしたが、栃煌山の詰めの甘さに助けられただけです。

 引退目前の稀勢の里も含めて、高安以外の5人は揃って31歳~33歳の高齢力士。高安だってもう28歳で2005年初土俵ですから決して若いわけではありません。全員いつ辞めてもおかしくない大ベテランの力士ばかりで、しかもみな故障持ちなのですから、一気に世代交代してしまう可能性があります。

 いま幕内の上位から中位には将来期待の若手がようやく揃ってきました。先場所優勝し今場所も好調な相撲を続けている貴景勝はまだ22歳。三役返り咲きを狙う阿武咲も同じく22歳。若手ではこの2人が一番期待できます。またそろそろ中堅という年齢になってきていますが、26歳の小結御嶽海を筆頭に、力を取り戻してきた25歳の逸ノ城や26歳の北勝富士、27歳の錦木も揃って今場所上位を連破して2連勝中です。

 長年にわたって大相撲を支配し続けてきたモンゴル勢の時代もそろそろ終わりが見えてきています。今年は世代間の争いが激しく続き、来年あたりには上位陣の顔触れがガラッと変わっている可能性が大です。また見ている方ととしてもさすがに今の上位陣には飽きがきたので、フレッシュさがほしいところですし。

 もっとも白鵬だけはわかりません。実力がワンランク違うのと、東京場所だけ出て地方場所は休むパートタイム制を採用して休養を取っているので、衰えたりとは言えこのままあと2年くらいは現役を続けるかも知れません。少なくとも東京五輪までは相撲を取り続けるのでしょう。それまでに実力で白鵬を打ち負かすだけの力士が登場してほしいところです。やはり大横綱は次の世代の力士にしっかりとバトンを渡して引退してもらいたいですから。
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ダイエット1年

2019-01-13 23:24:32 | 健康・ダイエット
 昨年の1月にダイエットを始めてから1年が過ぎました。結果は当時よりマイナス9kgです。体脂肪率はマイナス3%。結果だけからしたら成功の部類に入るのかも知れませんが、自分としては目標に全然達していないので全く満足はしていません。

 そもそもの目標は新入社員時代の体重まで落とすことだったのですが、それにはあと6kg以上落とさなければなりません。それなのに今の体重は昨年9月頃とほとんど変わっていないので、すでに3ヵ月以上も停滞期に入ったままです。停滞しているだけで増えてはいないのが唯一の救いですが、順調に下がっていた体脂肪率は最近若干の増加傾向にあるし、油断はできない状況です。

 来月には恒例の人間ドックがありますから、それまでに1kgでも2kgでも落としておきたいと思っています。去年はこの時期から40日間で5kgくらい落としました。そこまでは無理にしてもできたら2kg落ちないか再挑戦してみようと考えています。

 まずは改めてのスイーツ断ちです。禁酒はほぼ守っているのですが、甘いものはついつい食べてしまうので、これをやめるだけで2kgくらいはいけそうな気がするんですけどね。
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全豪オープンドロー

2019-01-12 22:03:34 | テニス
 マレーが今大会を最後に引退するかもと発言して話題を呼んだ全豪オープン。マレーが本当にこのまま引退してしまうのかどうかはわかりませんが、大会としては目玉がひとつ増えたことでより盛り上がることは間違いありません。個人的には1年くらい休養してもいいから、引退などせずにまだまだ活躍してほしいと願っています。

 さてドロー表ですが、今回はマレーの引退が象徴するように長年君臨してきたBIG4に台頭してきた新鋭がどこまで対抗できるか、世代交代の幕開けの大会となりそうです。まず第1シードはジョコビッチ。実力的には頭ひとつ抜けていると思います。ただなかなか厳しいブロックになりました。2回戦でいきなりツォンガです。調子を落としているとは言え怖い相手です。そして3回戦で将来のトップ候補のひとりシャポバロフ、4回戦では昨年後半からグングン調子を上げてきている若手のメドベデフとなります。

 ジョコビッチと準々決勝で当たるところに第8シードの錦織が入りました。錦織としては不運です。他の3人のトップシード、ナダル、フェデラー、ズベレフだったら誰が相手でも勝てる可能性はそれなりに高かったと思いますが、ジョコビッチだけは勝てそうにありません。実力が抜群なことに加え相性が悪いので錦織はベスト8止まりの可能性が高いですが、むしろ錦織と当たる前にジョコビッチが誰かに足元を掬われないか期待した方が良いかも。

 第2シードのナダルはドローよりもまず本人の体調面が心配です。どこまで万全で臨めるのかがわかりません。もし万全なら準々決勝で当たるケビン・アンダーソンとジョン・イズナーの勝者まではさほど問題はないでしょうが、まだ調子が上がっていないとしたら、その前に誰かに負けて早期敗退ということも十分考えられます。

 第3シードのフェデラーは3連覇を狙っています。調子は上々という感じですから、決勝のジョコビッチ戦まで順調に勝ち上がる可能性は高いです。それまでの強敵は第6シードのチリッチでしょう。グランドスラムで安定した成績を誇るベテラン。後は暑さが尋常じゃない時にフェデラーの体力がどこまでもつかが心配です。

 第4シードのズベレフはグランドスラムでの勝負弱さをそろそろ克服したいところです。今回のドローは比較的恵まれた感があるので、準決勝のジョコビッチ戦まではシードダウンせずに勝ち上がれそうな気がしますが、チョン・ヒョンやチョリッチといった同じ若手のライバルに阻まれてしまうかも。ちなみにズベレフの山に入ったラオニッチは1回戦でキリオスと対戦します。1回戦で一番の目玉カードでしょう。

 実力では抜きん出ているジョコビッチですが、ツォンガ、シャポバロフ、メドベデフ、錦織、ズベレフ、フェデラーと続く道程はさすがに厳しいことでしょう。暑さも加わってバテてしまい、どこかで負けて決勝まで上がれない可能性もそれなりに高いので、僕の優勝予想は希望も込めてフェデラーの3連覇と通算100個めのタイトル獲得としておきます。
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