「妹がほしいな。おいしい物食べてね。トイレに行かないでいれはいいんだよ」。幼稚園児の頃、よくそう言って、私がせがんだと母に聞かされた。その願いが天に通じたのか、10歳違いの妹を授かる。雛壇の前にちょこんとお座りをした器量よしの赤ちゃんは私の自慢だった。ワルガキが妹をいじめた時には、私がしっかりお灸をすえてあげたものだ。
そんな妹に、晩年の母のことで大いに負担をかけてしまう。本当にゴメンな。私のことを「お兄い、お兄」と慕ってくれた妹も54歳。体に気をつけて、夫婦仲良くね。兄は願っています。
霧島市 久野茂樹 2013/11/5 毎日新聞鹿児島版掲載
そんな妹に、晩年の母のことで大いに負担をかけてしまう。本当にゴメンな。私のことを「お兄い、お兄」と慕ってくれた妹も54歳。体に気をつけて、夫婦仲良くね。兄は願っています。
霧島市 久野茂樹 2013/11/5 毎日新聞鹿児島版掲載