品格とは「その人に備わっている品のよさ」と辞書にある。備わるといえば生来のものと生後に身についたものとあろう。品格を疑われることがあれば自力でそれを正す自浄力の発揮が望まれる。その自浄力のいかんで世聞が騒ぐ。一生勉強という言葉があるが、老いも若きも職場の上位下位にかかわらず求められることで、そこに品格も備わろう。日常見聞する人に、おのずと敬意と好感のもてる人があれば、納得と安心を覚え心が和む。反対の立場は苦々しい。人間社会には品格の無視できない厳しさがあることを銘記して、日々姿勢を正すべきである。
薩摩川内市 下市良幸(80) 2010/3/11 毎日新聞鹿児島版掲載
薩摩川内市 下市良幸(80) 2010/3/11 毎日新聞鹿児島版掲載