夫の早朝ウォーキングに合わせて、すっかり早起きが習慣付いて、朝食までの1人の時間を楽しむ様になって久しい。締め切り間際の「かな書道」の清書に集中したり、熱いお茶を入れ、黒砂糖で一服しながら、テレビの「日本の話芸」癒され、夫の帰宅を待つ至福のひととき。
日本茶をしみじみ味わえる年齢になり、在りし日の亡父の面影が浮かぶ。三十数年前、急逝した母の墓前に毎朝熱いお茶を供え、お祈りしていた老父の姿は、娘には切ないものがあった。
「二人でお茶を」。さりげない幸せを大事にして生きたい。
鹿屋市 神田橋弘子(69) 2007/3/25 掲載
日本茶をしみじみ味わえる年齢になり、在りし日の亡父の面影が浮かぶ。三十数年前、急逝した母の墓前に毎朝熱いお茶を供え、お祈りしていた老父の姿は、娘には切ないものがあった。
「二人でお茶を」。さりげない幸せを大事にして生きたい。
鹿屋市 神田橋弘子(69) 2007/3/25 掲載