久しぶりに見る月はおぼろで、ほぼ満月である。日の出までにはまだ1時間余り。光る水たまりを避けて歩く。3年前、傷心を癒すために始めた散歩も、昨年末で8600㌔を超えた。2時間かけて10㌔。体力維持、健康保持もそうだが、頭の整理に最も効果があったと思う。文字にはしないが思い出を綴ったり、はがき随筆の構想、委員会への提言もここで練り上げる。志布志湾を染める一瞬の朝日は何色というのだろう。燃えているとしか思えない。そのころには愛のメールの文案もほぼでき上がる。すてきな笑顔を思い浮かべながら。
志布志市 若宮庸成(67) 2007/3/11 掲載
写真はT.ARさんからお借りしました。
志布志市 若宮庸成(67) 2007/3/11 掲載
写真はT.ARさんからお借りしました。