はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

今年もお別れ…の季節

2007-03-19 16:11:26 | アカショウビンのつぶやき














 一緒に歌った仲間がまた今年も…。
 
 明後日はお彼岸なのに今日は冷たい雨でした。しばらくお休みだったHさんも見えて、久しぶりに去年の「お母さんコーラス」で発表した曲、懐かしい「初冬」を歌いました。コンサート直前は週4回も練習したのに半年ぶりに歌うと、ちょっと怪しいかな…、転出されるお二人は今日が最後の練習。あの日の緊張を思い出しながらハモリました。
 練習後は、皆さん手作りの料理でランチタイム、アッと言う間に楽しい時間は終わってしまいました。 

Sさん、Kさん、さようなら。団の重要メンバーとしてお世話下さり本当に有難うございました。
でもね、ソプラノ二人・同時退団は辛いなあシクシク。

新しい土地で新しい仲間たちといつまでも歌い続けて下さいね。
ゆかこちゃんも元気でね。

   ちょっぴり寂しい、アカショウビンです。

千の風になって

2007-03-19 15:07:22 | はがき随筆
 還暦を過ぎて間もないY子さんの死は突然だった。早朝異変が起きて、数時間の後には帰らぬ人となった。遺族の悲しみは筆舌に尽くしがたい。遺族の方々に対してお悔やみの言葉が見当たらない。何とか励ましたい。何とか癒してあげたい。だが、ただそう思うだけで、どうしてもその術が思い当たらない。悶々としていた矢先、立ち寄った書店で「千の風になって」の本が目についた。そうだ、Y子さんは死んだのではなかった。千の風になって大空を駆けめぐっているのだ。これだ、あんなに悲しんでいた娘さんにこの本を贈って悲しみを和らげてもらおう。
   志布志市 一木法明(71) 2007/3/19 掲載