JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

いつまでも函館を“見守り続けて”...故フイリッポ・グロード神父埋葬式

2013-06-07 23:51:52 | Weblog
 高齢者福祉施設を運営する「函館カリタスの園」の前理事長 フイリッポ・グロード神父は昨年12月25日ご逝去された...。今日午後、グロード神父の埋葬式が旭ケ岡の家・太陽の広場で行われ参列させてもらった...。

  
 埋葬式には親交の深かった市民を始め、施設の職員や入居者など200人ほどが参列した...。この日はグロード神父の86歳の誕生日で、生まれ故郷のフランスから宣教師として昭和29年(1954)に来日、東京で日本語を学んだ後、昭和31年にカトリック八雲教会に赴任、その後、昭和37年(1962)に函館元町カトリック教会主任司祭に就任してからおよそ半世紀を函館で過ごした。

 その間、社会福祉活動として函館市からの要請を受け老人ホームの建設に携わり、また、グロード神父の故郷の古城で行われていた野外劇を五稜郭での開催に尽力するなど函館への思い入れは半端でなかった。

 埋葬式では、グロード神父の後を引き継いだ齋藤理事長が、「グロード神父の愛の精神を忘れずに、施設の運営に取り組んでいく。」と決意が述べられ、聖歌が流れる中を参列者全員で焼香を行い最後の別れを惜しんだ...。

                              
 グロード神父の遺骨は、「いつまでも函館いたい。」という神父の遺言で旭ケ岡の家・聖心メモリアル公園の共同墓地に納められた。この公園は函館市内が一望できる高台にあり、きっとグロード神父は函館と函館市民をいつまでも見守り続けてくれていると思う...。グロード神父のご冥福を心から祈りたい...。

いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館の街を包む“海霧”...

2013-06-07 22:07:50 | 函館公園、函館山
 函館の初夏の風物詩、函館山を隠す「海霧」が発生している...。この時期、道南沿岸部でよく見られ、霧はほどよい冷たさで清涼感をもたらしてくれるものの、函館山にとなると夜景見物の邪魔者と嫌われることが多い...。

 今朝、そんな話をしていた友人から「函館山が雲に覆われているけど、山頂が見えるので...。」との電話。折角の電話だからと車を走らせるが、途中で雲が消えたり、また山を覆ったりと忙しい...。

 
 山頂に着いたときは少し雲が切れたとき...。しかし、再び大森浜側から勢いよく流れ出し函館の街を包む...。早朝とあって観光客は少ないが、そんな中名古屋から北海道観光の途中というご夫婦に、「こんな光景はこの時期だけで珍しいんですよ...。」と話すと、「確かに幻想的で、いいお土産になりました。」と海霧をバックに記念撮影のシャッターを押してあげた...。

                                
 この「海霧」は、暖かい空気が冷たい海の上で冷やされた水滴が街に流れ込んでくるものらしい...。山頂は風もなく爽やかで刻一刻と変化する街並みを眺めるには最高...。

 
 「海霧」は、大森浜側から函館の街に入り込むが途中で姿を消し、函館港側には届かず港を挟んだ大野平野や駒ヶ岳の眺望はスッキリと楽しめる...。

                                 
 しかし、振り返ってみると津軽海峡は雲海が広がったような光景が続く...、そんな中を雲海目指してイカ釣り船が漁場に向かう航跡も見ることが出来る...。多分、向かう先の海上は霧の中、安全航海で大漁を!!...、と祈りながら山頂を降りる...。

いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好天続きも“農作物”には?...

2013-06-06 22:58:05 | せたな町・今金町
 所用でせたな町へ車を走らせる...。好天が続きドライブには最高...、しかし睡魔とアクセルの踏みすぎに気を遣わないと大変なことになる。今日も、午後4時前には函館に戻るという制約付きとあって、あまりよそ見のできないドライブ...。

 
 いつものように高速道路に乗って国縫ICから美利河峠経由でせたな町へ向かう...。先月通った時は新緑が眩しかったが、山々は新緑から深緑に変わっている。せたな町や今金町の田んぼや畑もほぼ作付けが終わり、早いとところでは除草作業が始まっている...。

                                
 先日、農作物の生育状況が報道されていたが、春先の天候不順の影響で遅れがちだった作物も、5月下旬に晴れた日が多かったことからまだ遅れてはいるものの、挽回しつつあるそうだ。そんな話を役場の方に向けると、「memさん、確かに天気は回復したけど、ここ暫く雨が降らないので、畑の土がパサパサで作物が成長しないと心配しているんだ...。」とのこと。

 なるほど、天気が良ければいいと言うことではなく、たまに雨も降らないと困るんだよね。ところが、天気予報を見るとこの先1週間は「晴れマーク」...。農家の方も秋の取り入れまで気の休まる暇はなさそうだ...。

  
 ところで、せたな町は快晴だったが、八雲町へ戻ると霧が立ちこめている...。ただ、よく見ると山から下りてくるものではなく、田んぼや畑から立ち上がる水蒸気のようだ...。

                              
 温められた田んぼの水や畑の土の上を冷たい風が吹き抜ける時に起こる現象のようだが、この水蒸気の中で農作業をする姿を眺めていると幻想的で、何か墨絵の世界...。最初、「一面の田んぼから白い湯気が...、温泉でも流れ込んだのかな...。」と思ったのだが、お湯だったら、稲がお浸しにされてしまうよなあ....。確かに田んぼのそばは、ヒンヤリとした空気で気持ちがいい...。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春から夏へ衣更えの“松前公園”...

2013-06-05 22:28:43 | 松前町・福島町
 約1ヵ月にわたって開催された「松前さくらまつり」...。春先の低温の影響でソメイヨシノなどの早咲きのサクラの開花が1週間あまりも遅れたものの、天候が回復した後半は関山や糸括など遅咲きのサクラが色鮮やかに咲き誇り、この期間観光客は20万人近くも訪れ大いなる賑わいを見せた“松前公園”...。

 
 その松前公園...、サクラは花から大きな緑色の葉に変わり風に大きく揺れている...。お城の周りには初夏の花ツツジが咲き始め、松前公園は春から夏に衣更え中なのかも知れない。この後、園内に2千株植えられているというアジサイが咲き始めると本格的な夏を迎える...。

                                   
 そんな中に春の名残?...。所々に遅咲きのサクラ「普賢象」が散るのを忘れたかのように咲き誇っている。ただ、少し色あせた感じがしないではないが、見てくれと言わんばかりに...。

 

                               
 ところで、松前町からの帰り白神岬で松前沖の漁場に向かうイカ釣り漁船に遭遇...。数にして3,40隻、ノンビリとというわけでもないだろうが、全速力で走っている感じではない。確かに、燃料の高騰でスピードを落として漁場に向かい、帰りはセリに間に合うように早めに切り上げスピードを控えて戻るとの報道を目にした。それでも今年は漁模様は期待できそうとのことなので、漁師の皆さんには頑張って美味しいイカを沢山捕って欲しいもの...。



いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大勢の市民が見守る中、新造船“豪快に海へ”...函館どつく進水式

2013-06-04 23:33:53 | 函館港
 今朝地元新聞のイベントガイドに「函館どつく進水式」が掲載されていた...。これまで何度か見学させてもらっているし...、今回はパスと思っていたのだが、時計を見ながら今日の青空なら絵になるかも知れないと少し慌てながらも車のハンドルを握った...。

 
 末広町の電停を過ぎた辺りから、少し様子がおかしい...。これまでこの通りをこんなに車が走っていることはないのに、ヤケに車の数が多い。函館ドック前に行くと車が数珠繋ぎ...、どうも進水式見学に行く車のようだ。どつくの表面入口には電車で来られた市民が列をなして...。

                              
 もちろん駐車場は一杯で、整理をする職員の方は汗だくになりながら誘導をしてくれる。誘導されたところは、これ以上奥がないという岸壁の傍に押し込められる...。遅くなった罰かも知れない...。進水式の会場にはすでに大勢の市民が押し寄せ、全長約180mという巨大な船体を見上げ驚きの声を上げている。

    
 それにしても、見学する市民はこれまでにないほどの数で恐らく1,000人に近い...。時任町会、深堀保育園、人見保育園、千代ヶ岱小学校、函館水産高校...、貸し切りバスが7,8台並んでいたので、まだまだ団体で来られた方もいるようだ。

 

                             
 いよいよ式が始まる。まず船の命名...、新造船には「グローバル・ストライカー(GLOBAL STRIKER)と命名され、社員や見学者が見守る中、船底に止めていた盤木や安全装置が取り外され、船主が綱を切断...。船首でくす玉とシャンパンが割れ、船はゆっくりと滑り出す...。
                 
 軍艦マーチが鳴り響き中を、轟音とともに豪快に海に滑り落ちていく迫力に、見学する市民から大きな歓声が上がる...。保育園児達も「船が走り出してビックリした...。」と目を丸くしながらも大喜び...。いつもながらの進水式の光景...。

 新造船「グローバル・ストライカー」はバラ積み貨物船で20,400総トン...。函館どつく開発の船倉ボックス型で、喫水が浅く、水深の浅い港にも入港することが特徴の「スーパーハンデイ33」型...。この後港内で艤装工事を行い7月下旬には引き渡される...。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“全国大会を目指して!!”猛練習...

2013-06-03 22:16:55 | 函館港
 夕方、赤レンガ倉庫群を車で走っていると、鏡のような穏やかな函館港内を水澄ましのように水面を泳ぎ回るボートが目に止まった...。早速、野次馬根性丸出しで緑の島の新島橋の袂ににあるボートの発着所に向かう...。

 
 函館水産高校ボート部の生徒の皆さんが、今月末石狩市茨戸川で行われるインターハイ北海道予選に向けての練習中とのこと...。顧問の先生に話を聞くと、以前は函館市内の高校にもボート部はあったが、現在は水産高校1校のみ...、部員は15名ほどいるが、資格取得の勉強に追われるなどで全員揃っての練習もままならないようだ。

                              
 それでも、昨年は北海道大会で優勝し、全国へ駒を進めている。今年も、目標は宮崎県で行われる全国大会で、そのためには今月の北海道予選は何としても優勝が必至の条件で、彼らも力が入る...。

 港内で練習環境が良いのではと思ったが、毎日今日のような穏やかに日が続けばよいが、風で波が立つと危険で練習が出来なく、決して良い環境ではないそうだ...。

 

                                 
 今日も午後5時過ぎ、西日を一杯に浴びながら練習が始まる...。先生にいわせると「ただ力ずくでオールを漕いでも駄目で、4人の動き・意識・呼吸のすべてが揃った時に想像以上の力を発揮出来る。それは、何回となく練習を積み重ねる中から生まれてくるもの...。」なんだそうだ。

 
 そんなに時間はない!!...。苦しい練習もきっと青春の良い想い出になるはずだ、“全国大会を目指して!!”頑張れ...。午後6時半まで練習は続く...。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“村上さんちのシバザクラ”鮮やかに咲き誇る...

2013-06-02 23:13:06 | 木古内町・知内町
 先日、木古内町のアマチュア無線仲間に「今年も芝桜を見学に行こうかな?...。」と話をすると、「市街地外れの国道沿いにシバザクラを植えているお宅があるから寄ってみたら...。」と教えられる。確かに、これまで国道沿いにシバザクラで埋め尽くされている住宅を見ていた...。

 
 薬師山(72m)の山頂付近の斜面に咲く「シバザクラ」を見ての帰り、教えられた国道沿いにある村上さんの玄関を開け「シバザクラを見学させてください...。」と声を掛けると、「どうぞ、ゆっくり見ていって!!...。」と大きな声で応えてくれた。自宅の裏に咲く色とりどりのシバザクラの帯は今が見ごろ...。

                             
 村上さんは、自宅裏の畑を農作業が大変になったこともあって、10年ほど前からシバザクラを植え始めたが、手入れを始めると畑から玄関前、JRの線路沿いまで広がりながら増えていったという...。

 

                                         
 ただ、ここは海岸沿いで風が強いことと、雪が多く管理も大変で、地面にビニールを敷き保温や雑草に注意しながらの手入れに余念がないそうだ。「それじゃ、農作業より大変でしょう?」と話を向けると、「うだ!!大変だ、だけど見てくれて喜んで帰ってもらえれば嬉しいもんだ...。」と楽しそうに話してくれる...。まだ1週間程度は楽しめそうだという...。

 
 シバザクラは10数種類にもなり、色や花の形もいろいろで楽しい...。今もシバザクラは増殖中で来年は何処まで広がっているか...、村上さんに「来年も見学させてください...。」と予約を入れて来た...。

                                 
 ところで、薬師山のシバザクラ...。山頂付近の斜面をピンクに色づいたシバザクラが覆う...。展望台から建設中の北海道新幹線や木古内の町並みを眼下にしながら眺めるシバザクラは素晴らしい...。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街路樹の“ナナカマド”、新緑から深緑へ...

2013-06-01 22:58:27 | Weblog
 6月最初の朝は太陽一杯の清々しさの中で始まった...。農作業が遅れているようなので、農家の方は好天が少し続いて欲しいと願っているはずだ。気象庁は、先週九州から近畿、東海、関東甲信地方へと立て続けて梅雨入り宣言をした。しかも、いずれも平年に比べて10日以上も早いという...。気になるのは、桜も九州から東京までは10日以上も早く開花し、東京を過ぎ東北、北海道は10日以上も遅れての開花...。これを考えると、今年の梅雨はどうなるんだろう...、ちょっと心配だ...。

 
 今日の青空に街路樹の緑が映える...。我が家の近くを走る市道本通富岡線(旧戸井線)の街路樹“ナナカマド”...、5月に入っても葉が出ずに心配したが、桜の開花とともに芽吹き目に眩しい新緑も気が付けば深緑に代わっている...。

                                   
 函館市内の街路樹のうち“ナナカマド”は約4千3百本とプラタナスに次いで多いという...。春に咲く花は迫力ある光景を作り、夏は青々とした葉が涼しさを、秋の鮮やかな紅葉は街に彩りを、冬雪の中に赤い実を残す...、こうして“ナナカマド”は1年中楽しませてくれ好きな街路樹の一つ...。

    
 ちょうど白い花を咲かせている“ナナカマド”の並木の下を通るとほんのりと甘い香りを楽しむことが出来る...。

                          
 ところで、1本南側を走る市道五稜郭通の街路樹は“プラタナス”...。いまだに葉っぱどころか芽も出ていない。“プラタナス”は、夏場は大きな葉を付け清涼感を醸し出してくれるが、葉を付けるのが6月末と遅く、また、秋の落葉は葉が大きいことから掃除も大変だ。そんなこともあってか、最近は、葉が落ちる前に葉もろとも枝払いをしてくれている。しかし、函館の街路樹はこのプラタナスが一番多く全体の20%の約5千3百本が植栽されているという。



いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする