分かる、などを気にせずとも沢山の問題を解いていく
うちに、何時の間にか出来るようになっている、と
いうことは経験的にありうる話です。
それには少なくとも3つはパタンがありそうです。
一つはパタンを見習って機械的に解いているだけで
本当のところは分かっていない。
結構多くの生徒がこれではないでしょうか。
高校数学なんかスゴイでしょうね。
次に、初めはモヤモヤとしていたが勉強して行く
間に分かってきたような気がする。
教師は同じ説明を繰り返しているのに何回目かで
「分かった」という子もいますね。
三つ目が、時間がたつにつれ他のことも勉強し理解
のレベルが上がってきたと言う場合。
ただこれは沢山解いた「から」分かるようになったと
いうことではありません。
本当にはわかっていないことを問題演習で量をこなす
「から」分かるようになるということは多くないので
はないでしょうか。
◎
教えられて「よく分からない」というときは、その人
はまだ理解できるレベルにない、ということも多そう
です。
誤解を恐れずにいうと
教えても理解できないので「分かる」ということは
その時点では無理なのです。
このことをしっかりと踏まえて「教える」べきです。
理解できるハズだ、で教えては教え方を間違える恐れ
があります。
けれども、理解できないのなら教えない、というのは
逆によくないことが多いと思います。
理解できないことを前提に教えねばなりません。
(つづきます)
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