月は本当に地球を回っているか

2006-12-08 22:39:39 | 塾あれこれ

分かる、などを気にせずとも沢山の問題を解いていく
うちに、何時の間にか出来るようになっている、と
いうことは経験的にありうる話です。

それには少なくとも3つはパタンがありそうです。

一つはパタンを見習って機械的に解いているだけで
本当のところは分かっていない。
結構多くの生徒がこれではないでしょうか。
高校数学なんかスゴイでしょうね。

次に、初めはモヤモヤとしていたが勉強して行く
間に分かってきたような気がする。
教師は同じ説明を繰り返しているのに何回目かで
「分かった」という子もいますね。

三つ目が、時間がたつにつれ他のことも勉強し理解
のレベルが上がってきたと言う場合。
ただこれは沢山解いた「から」分かるようになったと
いうことではありません。

本当にはわかっていないことを問題演習で量をこなす
「から」分かるようになるということは多くないので
はないでしょうか。


教えられて「よく分からない」というときは、その人
はまだ理解できるレベルにない、ということも多そう
です。
誤解を恐れずにいうと
教えても理解できないので「分かる」ということは
その時点では無理なのです。

このことをしっかりと踏まえて「教える」べきです。
理解できるハズだ、で教えては教え方を間違える恐れ
があります。

けれども、理解できないのなら教えない、というのは
逆によくないことが多いと思います。
理解できないことを前提に教えねばなりません。

(つづきます)


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