爽快です。
月並みな表現ですが、目からうろこが落ちます。
これから万葉集の歌に出会うたびに
この本のことを思い浮かべるでしょう。
○
NHK BOOKS『万葉集を解読する』佐々木隆著
じつは以前この本の1,2頁程度で挫折していました。
最近ふとまた読み始めて、ハマった。
論証がウルサイ気もしないではないのですが
どうしても必要な部分ですから暫くして慣れました。
以前は自分勝手に「万葉集の歌をいくつか解説してある本で、
味わいかたを学ぶものだ」
と思いこんで読み始めたのです。
予想と違う本でしたので心理的に遠ざけちゃった。
頭が固い証拠です。
出遭いは大切にすべきですね。
でないと一生パスしたままになっていたかもしれません。
なんて勿体ない!
○
国文学の授業、半年分を一冊にされたと書いてあります。
こんな勉強もあったのですね。
(学生時代に出会っていたら苦労したでしょう)
万葉集は全てを漢字で表記してあります。
万葉仮名で、アならば必ず阿、などと決まっていれば
だれも苦労はしないのですが、音読みの字、訓読みの字
から始まってさまざまな「言葉遊び」まで表記は
大変に複雑なようです。
この本は漢字だけで現された歌をどう読むか、から
歌の解釈、観賞までの関係を述べてあります。
単なる思い付きで、こうも読めるではダメですから
厳密な考証が必要であり、かつ、文学的な能力も
要求される、という大変高度な学問のようです。
一般向けのこの本でも結構とっつきにくいのですが
噛めば噛むほど味わいが増しますね。
難しい部分はナナメ読みして取敢えず読んじゃう
という手が効きません。
その代わりに解説をじっくりと読んでいくと
古代人の感覚、心、ユーモアなどが次第に見え始め
いつの間にか幾首もの万葉歌を観賞出来ている
そういう本なのです。
もちろん、日本語の勉強、歌の勉強にもなります。
何度も読み返さねばならない本でしょう。
漢字と読みと解釈、この三つがあって初めて
万葉集が分かり始めるようです。
本当はそこからきちんとしないと日本語のセンスが
育たないかもしれません。
ん~、大変だね。
月並みな表現ですが、目からうろこが落ちます。
これから万葉集の歌に出会うたびに
この本のことを思い浮かべるでしょう。
○
NHK BOOKS『万葉集を解読する』佐々木隆著
じつは以前この本の1,2頁程度で挫折していました。
最近ふとまた読み始めて、ハマった。
論証がウルサイ気もしないではないのですが
どうしても必要な部分ですから暫くして慣れました。
以前は自分勝手に「万葉集の歌をいくつか解説してある本で、
味わいかたを学ぶものだ」
と思いこんで読み始めたのです。
予想と違う本でしたので心理的に遠ざけちゃった。
頭が固い証拠です。
出遭いは大切にすべきですね。
でないと一生パスしたままになっていたかもしれません。
なんて勿体ない!
○
国文学の授業、半年分を一冊にされたと書いてあります。
こんな勉強もあったのですね。
(学生時代に出会っていたら苦労したでしょう)
万葉集は全てを漢字で表記してあります。
万葉仮名で、アならば必ず阿、などと決まっていれば
だれも苦労はしないのですが、音読みの字、訓読みの字
から始まってさまざまな「言葉遊び」まで表記は
大変に複雑なようです。
この本は漢字だけで現された歌をどう読むか、から
歌の解釈、観賞までの関係を述べてあります。
単なる思い付きで、こうも読めるではダメですから
厳密な考証が必要であり、かつ、文学的な能力も
要求される、という大変高度な学問のようです。
一般向けのこの本でも結構とっつきにくいのですが
噛めば噛むほど味わいが増しますね。
難しい部分はナナメ読みして取敢えず読んじゃう
という手が効きません。
その代わりに解説をじっくりと読んでいくと
古代人の感覚、心、ユーモアなどが次第に見え始め
いつの間にか幾首もの万葉歌を観賞出来ている
そういう本なのです。
もちろん、日本語の勉強、歌の勉強にもなります。
何度も読み返さねばならない本でしょう。
漢字と読みと解釈、この三つがあって初めて
万葉集が分かり始めるようです。
本当はそこからきちんとしないと日本語のセンスが
育たないかもしれません。
ん~、大変だね。
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