「大変だってね」

2011-07-28 17:10:36 | 塾あれこれ
久しぶりに横町の隠居風ホラ話です。
(たかがミニ塾のおっさんがオオケな話・・)

リスク管理っちゅーやつがありますな。
お金持ちはポートフォリオとか財産を守るのに
苦労されているとか。

塾をやってる関係で、いちおうオオザッパには
知らねばなりません。
手持ちの財産をあちこちに分散させ、
何かオオゴトがあっても打撃を小さくするのだとか。

ふ~ん、ちゅーか。
縁がないのでピンとはきませんが、さぞ大変でしょう。

日本の普通の銀行じゃ金利がつかないしね。
金利をつければリスクが上がるし。

まあ、金利がつかなくても安心なところに幾分かをおき
別の幾分かはリスクを覚悟して金利が高い運用をし・・
どれもが同時に悪くなることは考えにくいからリスクを
分散させる効果があるのでしょう。

逆に言うとどこかで常にリスクが発生して資産を減じている
ということなのでしょうか。
元手が大きな人は損失をカバーするのも大変でしょうねえ。
(もうけも大きいからビンボ人が心配するに及ばず?)


日本もインフレ傾向が一段と強くなりました。
以前から心配だったのですが次第に足音が大きい。

世界ではとっくにかなりなインフレです。
インドも中国も物価高で大変なようですね。

ヨーロッパはギリシャなど南欧の経済不安。
アメリカは国債の問題が長引きそうでしょ。
中国も新幹線事故などで浮かんできた政治不安が
いつ経済の混乱を招かないとも限りません。

レアアース問題で分かったように、どこかに頼り過ぎては
危険です。
リスク管理の基本に反しますよね。

ところが日本はいつまでたってもアメリカの主導する
国際経済の流れを追いかけるだけです。

早い話、アメリカの後ろを追いかける子分。
馬鹿にされてもコケにされても「親分、親分」
最後に都合によっては非情に見放されるのに。

あるいは猫も杓子も中国詣出。
庇を貸して母屋は大丈夫か?

リスク管理に反しますよね。


世界中の国家財政が赤字に苦しんでいます。
これへの特効薬はインフレ。
副作用もきついが、良く効く薬です。

政府は特に何もしないでも国民の財産を国家につけかえ
赤字を解消できるのですから、本音ではみんなやりたい。

もちろん一般の人は苦しむだけですから反対。
それをいかに黙らせるかが政治家や資本家の腕の見せ所です。


輸出産業には大変な円高が続いています。
メリットも大きいのですがTVではあまり言いませんね。

反対にいつ円安に振れるかもしれません。
インフレの津波がやってくるでしょう。


庶民のちょっとしかない貯金は価値がガタ減りしますから
今のうちに使う方が有効です。

でもねえ、使えないよね、これは。

・・そうすると我々には手がありません。
少しでも収入が見込めることは手放せません。

カミサンに「金の指輪とかあるのなら売らない方がいいよ。
まだ上がりそうだから」と言いますと
結婚当時の苦労話がドカンと戻ってきました。
論理的につながんないけど、とか言っても遅かった。

オバマの不手際が我が家のもめごとを呼びさますという
国際的なお話でした。