ナショジオ7月号

2011-07-01 15:32:34 | 塾あれこれ
ナショナルジオグラフィック7月号が届きました。
今月も期待できそうです。

今回は付録の冊子がついており、まずこちらを
読むと、予想通り面白い!
本体の方は後に書くと思いますので、先に
この付録(特別編集版)の感想を書いてみます。

以前の付録はあまり面白くなかったように記憶して
いますが最近はとても充実していますね。


7月号付録=SPECIALのタイトルは
『森と生きる』

私が特に面白かった記事は現在の明治神宮の森を
どのように作ったかという話。
及び「循環する森づくり」
こちらは日本の森林の現状と林業の話です。

面白い話というと誤解を招くほど日本の森の現状は
危ういようです。

きちんとした林業が成立していてこそ森林を守れます。
自然に任せていれば良いというものでもありません。
人の手が加わって現在に受け継がれているからです。

ところが森を守ってくれる大切な林業が崩壊しつつ
あるのです。

産業の衰退。
従事者の高齢化。
乱暴な伐採。

森を育てる力が弱まっています。
そうして外国から安価に輸入をしている日本です。
場合によれば生産国の自然を破壊しながら。

木に囲まれたリッチな空間も見せかけの環境かも
しれません。


p48まで進んだとき森林鉄道=トロッコの写真が
懐かしい光景を呼びさましました。

木曽御岳の渓谷にあった鉄路。
30年以上前にすでに使われなくなっていましたが
枕木などが往念の姿を伝えていました。

山歩きする人が利用しているとも聞きましたが
ぶらぶらになった処もある怖い廃線でしたね。

・・今でもこんなトロッコが走っているんだ。。。

感慨と同時に林業の現状を考えさせられる写真です。