盗んで悪いか

2011-07-22 18:49:38 | 塾あれこれ
居直った感じですが、場合によっては
「正しい」場合もあります。

第二次大戦後、ソ連によって抑留、強制労働をさせられた
のは日本兵だけではありません。
ドイツ兵も同じような境遇におかれました。

不十分な食糧で厳しい冬を越せず大勢の人が
死んでゆくなかで、ソ連の食糧倉庫から盗みをし
命を長らえたこともあったそうです。

亡き父が「ドイツは組織だって盗んだ。
軍隊の組織をそのまま生かした行動を取っていた。
それに引き換え日本はバラバラで・・」

ありそうな話ですね。

関東軍は敗戦時、エライさんが必要ならば兵隊を
使ってくれと「差出し」自分たちはさっさと
内地に逃げ帰ったのです。
組織に根性というかハートが入っていないのでしょう。
シベリアで軍の末端がばらばらであったのも頷けます。


もちろん日本だってディープな部分はしっかりとしていた
ようです。

あまり良い状況証拠ではないのですが
関東軍が秘匿していた大量のアヘン。
これは主に対中国の作戦で裏工作に使ったようですが
お金に直してもすごい額になったらしい。

どこへ消えたか分からないそうです。

組織的な動きがあったとしか考えられませんね。

お金や物資も組織的政治的な「処置」がされてる筈です。

証拠がないことだから妄想に見えます?


覚せい剤のヒロポンが戦後大流行をし、多くの中毒患者や
死者を出したことは有名です。

寄席の楽屋などで平気でやっていたとか聞きます。
天才ミスワカナも中毒で死に至るわけですよね。

それほど大量にどこから出回ったか?
出所は軍。(軍からだけではないにしろ)
戦争遂行のために大量の備蓄をしていたのです。

どうやって出回ったのだろう?

組織的な動きがあっただろうと思われますが
きっと犯罪的なことであったに違いありません。


こんな状況であったことを思えば昨日のAさんなど
可愛いものです。

軍や戦時の状況が、大変であったことが分かります。
それが全てではないにしろ非人間的になっていたの
ですね。

もっとも、私のいた会社だって秘匿したいことはあり
現代の会社や組織だってヒドイこともあり
戦争のせいばかりではなく「人間なんて」ということか
・・などと暗い発想に捉われます。