DR東ドイツ国鉄Y形客車、寝台車に参ります。
客室と通路の仕切はメクラです。 通路側に少しでも表情を出すべく通路側ドアを塗り分けることにしてドアのマスキングを作ります。
この仕事に慣れているNITTOテープをガラスに貼り正確に切っていきます。 6.3mm✕22.5mmです。
給仕室? 小キッチン? ここは以前やってみて気に入っているシルバーを吹きます。 トイレ側は白を吹いておきます。
給仕室(アイロン室?小キッチン?)は銀、トイレは白、仕切りにはウッディブラウンを吹きました。
上段や中段のベッドは仕切と一体に付いています。
Nittoテープはダメでした。 スコッチ系のテープは柔らかいのが生きるのでしょうか。
凹凸(ドアノブとその反対サイドは3つある蝶番表現)に浮き上がり、缶スプレーのアクリルの浸透力にお手上げです。
スコッチ系は難しいマスキングが意外に成功しています。
この酷いはみ出し方は手の打ち様が無いです。・・・と言いながらマイナスドライバーでしつこくしつこくはぎ取りに掛かりました。
削り取ってもこんな感じです。 まさに地獄です。 絶望。
一色の方がまだマシということでまたマスキングして吹き付けます。
奇跡!
上手くいきました。 はみ出し塗料を削った、それも結構馬鹿丁寧に対策しておいたのが生きました。
塗料が重なった部分は艶が出ていますが、塗料が薄い部分は色が黒っぽく、艶も無いですのでドアの立体感が出ました。
地獄で仏に会いました。