汽罐車(大木茂写真集)

2011-04-01 | 国鉄時代
大木茂さんの写真集
「汽罐車 よみがえる鉄路の記憶 1963-72」
(企画・編集:鉄道写真集刊行委員会)
(出版:新宿書房)

の取り扱いをはじめました。

2月終わり頃から3月の地震前後まであまりにも忙しく、この様な写真集が出ている事に気が付いていませんでした。

プロカメラマン都築雅人さんの宴会でこの写真集のことで話題が持ちきりだったので驚きました。


(都築さんの宴会→9633会という名前↑が駒八の店長によっていつの間にか付けられていました・・・・店長も9633が[築];小樽築港に居たキューロクであることを知っていると思います)

翌日早速「写真集を販売したい」と言うメールを送ったところ、なんと光栄なことに大木さんご自身が訪ねて来られました。


井門義博については香川照之さんから聞き知っているとのこと・・・

少し前、香川照之さんとたまたま会う機会があり、鉄の話をしたところ「大木さん」の名前が香川さんの口から出てきました。

香川さん「大木さんは“鉄”の世界ではどのような存在ですか?」

井門「超有名人で、大木さんを知らない人はモグリです。 そもそも・・・」と説明したわけです。

そう!大木茂さんは映画のスチルカメラマンなんですね。 俳優さんもご存知なわけです。


大木茂さんは理知的なジェントルマンです。 お会いすることが出来て光栄でした。

(そして香川照之さんという人もこれまた“とんでもない程いい人”なんです・・・それって画像で見ても結構判りますよね)


香川さんゴメンナサイ、白い帯を外すと表紙の写真がまた良い!

『国鉄時代』vol.17「北の9600、南の9600」の表紙の青柳明さんの写真も佳かったですよね・・

9600の北海道デフは出現の経緯はともかくとして私は「奇跡の傑作」と思っています。
独逸の18.4形(デフを付けた元バイエルンS3/6形)に通じる傑作と思います。
後付デフは恰好良くないのが普通です・・・デフ付9600のように・・・それがまた良いとも言えますが。
九州蒸機の実質終了(1974.4.24)後も蒸機趣味を続けた私の原動力は北海道デフの9600でした。
それが大学以降の鉄研継続→増田泉さんはじめ多くの先輩との出会いに繋がって行くのです。

話が逸れましたですね。


物凄い写真が「これでもか!」という程のボリュームで、ページをめくってもめくっても続きます。

¥3990は「採算度外視的で良い」ところから出たプライスだと思います。

昭和40年代SLブームと呼ばれた頃(私は中高生でした)雑誌などに載っている有名・無名カメラマンの写真多数を見て思いました、
「本当はちゃんと撮った良い写真があるのに屑写真ばかり載せてるな」
と。

その真偽は今となってはどうでも良い・・・、文句なく良い写真がどんどん発表されて居る今日この頃ですが、今回発表された大木茂さんの写真集は「とびきり」だと思います。

絶対に逃してはいけません。

http://home.t01.itscom.net/ohki-ph/index.htm
(大木茂 鉄道写真館 HPです)





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