♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■牧者のいない羊 / 板倉邦雄

2017年07月11日 | Weblog
2017/7/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「牧者のいない羊」という題でお話ししましょう。

 牧者--羊飼いのことでありますが、牧者のいない羊はどうなるでしょうか。牧草にありつけることができません。群れを離れて迷い、猛獣の餌になるかもしれません。羊は弱く迷いやすく、群れて生きる動物です。だから牧者-羊飼いが必要なのです。

 さて主なる神様は年老いたモーセに言われました。
 「この目の前の山へ上って、わたしがイスラエルの人々に与える相続地を見なさい。あなたはその地を見てから、兄弟アロンのように神の民に加えられるであろう。」(参照 民数記27章12節、13節)

 ・・・見るだけです。モーセは主なる神様に申し上げました。
「命の神、主よどうぞこの会衆の上に一人の人を立て、彼らの前に出入りし、彼らを導き出し彼らを導き入れるものとしてください。神の会衆を牧者のない羊のようにしないでください。」(参照 民数記27章16節、17節)

 主なる神様はモーセに答えました。
 「神の霊の宿っているヌンの息子ヨシュアを選びなさい。そしてあなたの手を彼の上に置き祈りなさい。それからヨシュアと祭司エリエゼルとを全会衆の前に立たせて彼らの前で職に任じなさい。そしてヨシュアにあなたの権威を分け与え、イスラエルの人々の全会衆を彼に従わせなさい。」(参照 民数記27章18節~20節)

 さて、ひるがえりまして今日、私たちの牧者-羊飼いとは一体誰でしょうか。2000年前この世に来てくださった神の独り子イエス・キリストはこのように言われました。
 「わたしはよい羊飼である。よい羊飼は、羊のために命を捨てる。
 「わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに得させるためである。
 「わたしはよい羊飼であって、わたしの羊を知り、わたしの羊はまた、わたしを知っている。
      ヨハネの福音書 10章の10~14節

 主イエス・キリストこそ、弱く頑固で迷いやすい羊である私たちの牧者-羊飼いではないでしょうか。私たちに豊かな人生を与えてくださるのです。

  (PBA制作「世の光」2017.7.11放送でのお話より )

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このサイトは URL名として
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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■理不尽な扱いを受ける時も / 岩井基雄

2017年07月10日 | Weblog
2017/7/10放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。月の第二週の月曜日は旧約聖書に登場するヨセフの人生について学んでいます。

 先月はエジプトで忠実な奴隷であったヨセフが主人の妻から執拗な誘惑を受け、それに誠実に対応しても妻に嘘をつかれ、主人に疑われ、投獄されたところまでを学びました。理不尽な扱いを受けたヨセフはどうしたでしょうか。聖書をお読みします。

 「こうして彼は監獄にいた。しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた。それで監獄の長は、その監獄にいるすべての囚人をヨセフの手にゆだねた。ヨセフはそこでなされるすべてのことを管理するようになった。監獄の長は、ヨセフの手に任せたことについては何も干渉しなかった。それは主が彼とともにおられ、彼が何をしても、主がそれを成功させてくださったからである。
        旧約聖書 創世記39章20節から23節

 投獄されたヨセフは監獄の中でも自分と共におられる主である神を正しく信頼し、すべてのことを誠実に行いました。その姿は監獄の長の心を動かし、彼はヨセフを信頼していくようになり、ヨセフに監獄のすべての囚人を任せるようになったのです。もし私たちが理不尽な扱いを受け不本意な状況に陥ると、私たちは不平不満を抱え、怒りや憤りに満ちやすいでしょうね。しかしどんな中でも誠実に歩んだヨセフを神は喜び、彼を更に整え、豊かに用いてくださったです。そしてこの後ヨセフは、エジプト全体を任せられるものとなっていくのです。

 聖書に次のようなことばがあります。
 「神は・・・、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。・・・試練とともに脱出の道も備えてくださいます。
     新約聖書 コリント第一の手紙 10章13節

 神様は試練や誘惑の中でも私たちを永遠の愛で支え、脱出の道を備えてくださいます。ヨセフのようにどんな時にも神に信頼して真実に誠実に歩むとき、神は私たちをなお整え、不思議な助けと守りを与え、私たちを豊かに用いてくださるのです。どんな理不尽な扱いを受けるような試練や葛藤の中でも神様に信頼し、雄雄しく真実に歩み続けて行きませんか? 神様はあなたを愛を持って豊かに整え、そして豊かに用いてくださるのです。
 
  PBA制作「世の光」2017.7.10放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■人となられた神の御子 / 羽鳥頼和

2017年07月08日 | Weblog
2017/7/8放送

 「


世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。これからしばらく土曜日は新約聖書のヨハネの福音書からお話ししたいと思います。今日はヨハネの福音書の1章14節からキリストについて3つのことをお話しします。

 まず一つ目。聖書はこのように教えています。「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」(ヨハネ 1章14節) ことばとはキリストのことです。神であるキリストが人となられたのです。そして神であるキリストが私たちの間に住まれたのです。「住まわれた」という言葉は「天幕を張って住む」という意味です。このことは旧約聖書の時代、荒野を旅していたイスラエルの宿営のことを思い出させます。荒野で宿営する時、イスラエルは神の幕屋を中心として各部族ごとに天幕を張りました。神がイスラエルの中心におられたのです。そしてヨハネの福音書はキリストによって神が共におられることが実現したと教えています。

 二つ目に、聖書は「私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。」(ヨハネ 1章14節)と教えています。キリストがこの世に来られたことによって人は栄光を見たのです。栄光とは本来、神に対して使われる言葉です。ですから聖書は、「父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。」と言っています。 キリストご自身とキリストの語った言葉と行いが神の栄光を表わしたのです。

 そして三つ目に、聖書は「この方は恵みとまことに満ちておられた。」(ヨハネ 1章14節)と教えています。「恵みとまこと」という表現も旧約聖書で神に対してよく使われる言葉です(出エジプト記 34章6節、詩篇 57篇3節、詩篇 86篇15節、詩篇 89篇14節他)。旧約聖書では神と人が契約を結び良い関係になることがとても大切なことして教えられていました。人と良い関係を結ぼうとされるその神が恵みとまことに富むお方であると聖書は教えていました。契約の内容に神の恵みが表されており、まことなる神がまずこの契約を忠実に守られると言うのです。そしてヨハネの福音書はキリストが神と人との関係の回復・和解を与えるお方であることを教えています。

 明日は日曜日です。神の子イエス・キリストを知るために、お近くのキリスト教会にいらしてください。
 
(PBA制作「世の光」 2017.7.8放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
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■わたしについてきなさい / 関根弘興

2017年07月07日 | Weblog
2017/7/7放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 私たちは不安定でそして不確かな時代に生きているように思います。そんな中で私たちが自分自身に確信を持って生きていくということはとても難しいことのように思います。
 聖書を読むと、イエス・キリストは「わたしについて来なさい。」(マタイ 4章19節、8章22節、9章9節、16章24節、19章21節他)とか「わたしに従って来なさい。」(ヨハネ 1章43節)と弟子たちを招かれました。「わたしについて来なさい」と招かれるイエス・キリストとはどのようなお方なのでしょう。

 イエス・キリストは自分の在り方をはっきりと知っておられた方なんです。もしあなたがこう尋ねられたらどう答えますか?
 「あなたは誰ですか?」 「はい。私は関根弘興です。」
 「ああ、それはあなたの名前でしょ、名前はいいんですよ。あなたは誰ですか?」 「えー、私はあのー、神奈川県に住んでるんです。」
 「いやそれはあなたの住所でしょ、あなたは一体誰ですか?」 「えー、そーですねー、えー、あのー性格は少し明るいし・・・」 
 「いやいや性格はどうでもいいんですよ。あなたは一体誰ですか? どういう存在ですか? あなたの本質は何ですか?」

 そんな風に問われたら答えに窮してしまうかもしれませんねえ。今日の大きな問題の一つは、自分が分からないということにあると思うんです。自分が一体どういう存在なのだろうか。私は果たして愛される価値があるんだろうか。私はここにいて本当に良いのだろうか。私はどう見られているんだろうか。私はどこから来てどこへ向かっていくんだろうか。ま、考えれば考えるほど自分が分からなくなってしまうことがあるでしょう。

 それではどうしたら確信を持って人生を歩むことができるんでしょうか。それは確信を持って歩まれた方と共に一緒に歩むことなんです。イエス・キリストはご自分の在り方をはっきりと人々に宣言され、こう言われました。

 「わたしはいのちのパンです。」(ヨハネ 6章48節、参照6章35節) またイエス・キリストは「わたしは、世の光です。」(ヨハネ 8章12節、9章5節 )ともおっしゃいました。わたしは人々の心を養い、暗闇を照らす存在なのだ、とイエス・キリストは宣言されたんですねえ。また「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」(ヨハネ 14章6節)とも言われました。自分の在り方を明確に知っておられたイエス・キリストだからこそ、あなたの人生の道筋を照らし、あなた自身の存在の意味を知らせることができるのです。

 (PBA制作「世の光」2017.7.7放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■十戒 -自由への励まし 18 / 大嶋重徳

2017年07月06日 | Weblog
2017/7/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。

 十戒第三戒は「主の御名を、みだりに唱えてはならない。」(出エジプト記20章7節、申命記 5章11節)と命じています。この命令は私たちに何を教えているのでしょうか。それは主の名をみだりに唱えることの問題と、同時にふさわしく神の名を呼ぶ呼び方についてです。

 第三戒は神様に名前があることを私たちに教えています。旧約聖書の時代において名前とはその名前の持ち主の本質を言い表すものだったのです。私たちはお祈りする時に最後に「イエス・キリストの御名によって祈ります」と言います。これは祈りを答えてくださり、祈りの中にともにいてくださるイエス様の臨在とイエス様の確かさの中に身を置くこととなります。

 では神様はどんな名前を持っておられるのでしょうか。出エジプト記ではモーセと言う人に神様は次のように自己紹介されているところがあります。「わたしは、『わたしはある。』という者である。」(出エジプト記 3章14節 ) この「わたしはある」という言葉が「ヤハウェ」という神の名前です。「わたしは永遠に存在している」とおっしゃっています。

 また他ではイエス様のことを「インマヌエルと呼ばれる」(マタイ 1章23節 )と紹介されています。この名前の意味も「ずうっと共にいる」という意味です。「わたしはあなたと共にいる神だ」とここで神様は「ヤハウェ」とご自分の名を明らかにされました。わたしはあなたを一人にすることはない。「ある」という名前を持つわたしはあなたと共にあるのだ、と神様は私達にご自分の名前を知らせてくださったのです。

 私たち人間は神様の名前を自分たちで調べて知ることはできません。しかしここで名前を持っておられる神様はご自分から名乗り出てくださる神様なのです。神様は自分の名前を私達に知ってもらいたいと願っておられる神様です。

 誰かが自分に自己紹介をするという事は、自分もまたその人に自己紹介をすることとなります。つまり神様が私たちに名乗り出られるということは、私たち人間も神様の前に自分の名前を告げないといけないのです。つまりふさわしい神様の呼び方とは、自分もまた神様の前に自分のことを知ってもらいたいと祈る呼び方なのです。

 今日も私たちは神様に自分の思いを知ってもらい、また聖書から知らされている神様のことをもっともっと知って神様をふさわしく呼んでいきたいと思います 。

  ( PBA制作「世の光」2017.7.6放送でのお話しより )

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■哀歌を悲しんで歌う / 福井 誠

2017年07月05日 | Weblog
2017/7/5放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「哀歌を悲しんで歌う」です。それではエゼキエル書32章16節を読んでみましょう。

 「 これは人々が悲しんで歌う哀歌である。諸国の民の娘たちはこれを悲しんで歌う。エジプトとそのすべての群集のために、彼女らはこの哀歌を悲しんで歌う。

 エゼキエル書32章はエジプトに対する預言とされるものです。預言が語られた日付もはっきりとしていますね。第12年の第12の月の1日つまりエホヤキンという王様がバビロンに捕虜として連れ去られてから12年目のこと、紀元前586年のことです。それは丁度エルサレムがバビロンの攻撃によって陥落した年です。この時ユダヤ人は目の前で首都エルサレムが炎上し崩れ去って行くのを目撃しました。そこでエレミヤは、このバビロンの勢いは止まらずイスラエルの南に位置するエジプトにまでその破壊的な力が及ぶ、と預言したのです。そしてエジプトの国の人々のために悲しみの哀歌が歌われると言うのです。

 しかしながら当時、一体誰が歴史のある大国エジプトが滅びると考えたことでしょう。新興国バビロニアが起こる前からずっと世界の覇者であり続けてきたエジプトがやがて網に捉えられ捕獲され川の中で暴れ回りながら弱らされて死に絶えていく鰐のようになる、というのです。エラムやエドム、シドンと言った弱小国が滅ぼされるのは分かります。しかし超大国がそれら弱小国と同じ運命をたどるようになると言うのですね。そして確かに神の言葉は成就していきます。

 大切なのは王国の盛衰も神の定めなのだとされていることです。私たちはその時々の国々の力関係で世界情勢は動いていくのだと考えがちです。けれどもそうではありません。背後にあって歴史を支配しておられる神がいるのです。そして神は正しいことをする国に勝利を与えられます。だからエジプトを飲み尽くす勢いのあるバビロンでさえ悪に傾くことで同じように滅ぼされていくのです。となれば神は恐ろしくもありますが、逆に神の存在は正しい者の希望です。神に大いに期待して歩みたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.7.5放送でのお話より )

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■娘たちに相続地を / 板倉邦雄

2017年07月04日 | Weblog
2017/7/4放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「娘たちに相続地を」という題でお話ししましょう。
 
 今私たちが学んでいます民数記は紀元前1400年代の人物モーセが書いたものです。主なる神様から与えられた律法の書です。神の律法すなわち人間が作った法律ではありません。神の律法は現代の私たちに至るまで受け継がれているのです。

 さてゼロペハデと言う人がいました。しかし彼には男の子がいませんでした。いるのは4人の娘たちです。父の死後、この4人の娘たちは神の幕屋の入り口で訴えて言いました。「私の父は荒野で死にました。父は男の子がありませんでした。男の子がないからといってどうして私たちの父の名がその氏族の内から削られなければならないのでしょうか。私たちにも所有地を与えてください。モーセはそのことを主なる神様の前に述べました。すると主なる神様はモーセに言われました。「ゼロペハデの娘たちの言うことは正しい。あなたは必ず娘たちの父の兄弟と同じように娘達にも相続する所有地を与えなければならない。すなわち父の相続地を娘達に渡さなければならない。」(民数記27章1節から7節参照)

 主なる神様の女性一人ひとりに対する優しいまなざしを覚えますねえ。一人の価値ある尊い存在として女性を見ていてくださる主なる神様に感謝したいのです。それはまたイエス様の生涯に見ることができるのではないでしょうか。

 さて、主なる神様のモーセに対する言葉は続きます。「あなたはイスラエルの人々に言いなさい。もし人が死んで男の子がないときは、その相続地を娘に渡さなければならない。もし娘がないときはその相続地を兄弟に渡さなければならない。もし兄弟もいないときはその相続地を彼に最も近い親族に与えて所有させなければならない。」(民数記27章8節から11節参照)
 
 遺産相続で家族や親族が憎しみ争うことのないように、主なる神様は今から3400年も前、モーセを通して民事律法を私たちに与えてくださっていたのです。憲法や法律は何のためにあるのでしょうか。私たちのためにあるのです。私たちが自由に平穏に暮らしていくためにあるのです。

  (PBA制作「世の光」2017.7.4放送でのお話より )

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■主を恐れる者の幸い / 岩井基雄

2017年07月03日 | Weblog
2017/7/3放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。第一週の月曜日は旧約聖書の詩篇から学んでいますが、今日は詩篇103篇の15節から18節から「主を恐れる者の幸い」と題して私たち人間の神への姿勢について一緒に考えましょう。
 前回までも学んできたように、神様を恐れると言うのは怖がることではなく神様に正しく信頼することを表しています。私たちは様々なものに信頼を置きますね。しかし自分の力や知識にではなく、また他の人や周りの状況にでもなく、全てを創造された全知全能である神様に正しく信頼することは大きな祝福を私たちに与えるのです。さっそく詩篇をお読みします。
 「人の日は、草のよう。野の花のように咲く。風がそこを過ぎると、それは、もはやない。その場所すら、それを、知らない。しかし、主の恵みは、とこしえから、とこしえまで、主を恐れる者の上にある。主の義はその子らの子に及び、主の契約を守る者、その戒めを心に留めて、行なう者に及ぶ。」 旧約聖書詩篇103篇15節から18節。 

 私たちは移り変わりゆく社会の中に生きていますね。野に咲く草花や通り過ぎる風のように私たちは弱く儚(はかな)い存在です。その現実を認めることは決して容易ではありません。

 しかしそのような私たちにも天地万物を創造された神様の愛は豊かに注がれています。そして私たちの存在には意味と目的があり、神様の愛によって私たちは生かされているのだと聖書ははっきりと語っているのです。そしてその神様の愛に気がつき、神様を正しく信頼して歩む者に神様は永遠の恵みと祝福を注いでくださいます。神に信頼し、みことばにある戒めに心を留め、それを行う者、神との恵みの契約に生かされて歩む者には神の義と祝福がその子や孫達にも豊かに注がれていくのです。

 どんな状況の中にあっても自分の弱さや小ささに嘆くことがあっても、すべてを創造された変わることのない神様の恵みと愛に信頼し、みことばに生きる者とされませんか? あなたを通して神の恵みと祝福が周りの方々にも注がれていくのです。

  PBA制作「世の光」2017.7.3放送でのお話しより)

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■主が家を建てるのでなければ / 羽鳥頼和

2017年07月01日 | Weblog
2017/7/1放送


 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は詩篇127篇からお話しします。127篇の1節はこのように言っています。
 「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。

 これは神が家を建ててくださることを教えています。しかし、神が全部家を立てるのではないのです。これは神が人を用いて家を建ててくださるということです。人が何もやらないで神が家を全部建ててくださると言っているのではないことは確かです。

 エルサレムの神殿建設のことを思い出します。ダビデ王は神殿を建てるための準備を一所懸命行いました。実際に工事を指揮したのはダビデ王の息子のソロモンでした。ソロモン王も最善を尽くして工事を完工しました。彼らは神殿の入口に二本の柱を立てました。その柱は「ボアズ」と「ヤキン」と呼ばれました(参照 列王記第一 7章21節、歴代誌第二 3章17節 )。「ボアズ」と「ヤキン」とは、神がその力をもって神が建てるという意味だと言われています。ダビデとソロモンは神殿を建てるために頑張りました。そして彼らは、神がその力によって神殿を建ててくださった、と告白したのです。

 人の行いも同じことが言えるのではないでしょうか。人は誠心誠意頑張ります。そして神がその働きを助けてくださるので人は大きな働きをすることができるのです。

 私はマタイの福音書11章29節30節のイエス・キリストのことばを思い出します。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。

 このことばは私たちにイエス・キリストが「わたしと共に生きよう。わたしと共に歩もう。」と語りかけてくださっていることばです。このことばの前にイエスはこのように言っています。
 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ 11章28節) 
 まずイエスは「わたしの所に来なさい」と言われています。

 明日は日曜日です。キリスト教会にぜひいらしてください。そして新しい一週間をキリストと共に歩ませていただきましょう。
 
(PBA制作「世の光」 2017.7.1放送でのお話より )
 
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