世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、人間の本来持っている治癒力についてお話しします。 今、薬の薬害とかまた保険料の高騰というようなことが話題になっています。
アメリカのアリゾナ大学医学部のアンドリュー・ワイルという人はこの人間の持つ治癒力を見直す必要について強調しています。『人はなぜ治るのか』(上野圭一訳、日本教文社、1993年)とか、『癒す心、治る力』(上野圭一訳、角川文庫、1998年)という本を書いて、ま、その中で、今、医学の偉大な貢献を認めつつも、あまりにも高価になり過ぎてしまった医療費の問題、また人間自身の持っている治癒力を見直す必要、ま、そんなことを強調している訳です。人間の体内にある治癒力にもっと自信を持てと言う訳です。
確かに今近くに病院がある、また医院がある、薬が簡単に手に入るっていう状況、すばらしいことでもありますが、ま、それに頼り切ってしまうっていう危険もありますね。
私たちは小さな経験ですけどボルネオ島の奥地に10年ほど住んでいた事があります。その時に子どもたちが三人まだ小さく、私たちもよく熱帯の病気にかかりました。ま、頼れる病院・医院、近くにありませんでした。マラリアなども二度、三度目からは、ま、自分で薬を飲んで終わりなんていうこともしばしばでした。
ま、こんな経験からしますと、確かにこのアンドリュー・ワイル氏の言う、ま、自然の治癒力・体内の治癒力の大切さ、少し分かるような気がします。何よりもこんなボルネオ時代を振り返りますと、ま、お医者さんも近くにいない訳ですから、子どもが病気になると、何よりも家内と一緒になって子どもの頭にまたお腹に手を置いて真剣にお祈りをしました。ま、日本に帰ってからは、子どもが病気になった!(すると)あまり祈りもせず近くの病院に飛んでいったりってしまいがちです。
体内の治癒力に自信を持てと現代のお医者さん・専門家は言いますが、創造主なる神様にお祈りする。ま、そんな所から来る、ま、体内の治癒力が高まっていくなんていうこともあるのかなとも思いました。そしてそんなボルネオ時代の経験を思い返しながら、もっともっと神様にお祈りしていく、そしてまた自分にも自信を持っていく、そんなことの大切さを今考えさせられています。
あなたはいかがでしょうか?
(PBA制作「世の光」2007.09.28放送でのお話しより )
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