♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ありのままの自分を知る力

2006年03月03日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今日は自分自身についてありのまま悟る、そういうことの大切さについて考えてみたいと思います。自分がはっきり自覚できるっていうのは簡単なようでいてなかなか難しい点があるように思います。私たち、どうしても自分、案外買い被っているような所がありますよね。でも、本当の自分が見えないと、自分らしく生きるなんて言っても、もう一つ自信持てない訳です。

 便利屋という仕事を27年前に始めて大成功している元祖便利屋とも言われる右近勝吉さんという方がおります。こんなおもしろい題の本を書きました。『平凡な私が月300万円稼ぐ7つの理由』って言うんです。随分分かりやすい具体的な題の本ですね。ま、その第一の理由は何かというと、それは、自分は何もできない凡人に過ぎないということを悟ることだって言うんです。そしてそれは何も右近さんだけでなくて、この仕事で成功した多くの人たちに共通しているのは、まあ自分は何もできない凡人なんだと徹している人だって言うんです。ま、なぜかと言うと、便利屋さんて言うのは何でも頼まれたらやる仕事ですね。ま、動物の死骸のかたずけから上下水道の修理、お使い、話し相手。だから何か資格を持ってたり技術を持ってる人は案外プライドがあって、ま、それがかえって邪魔してうまくいかないってことがあるそうです。ま、これは便利屋さんていう職業、仕事だけのことではなくて、ま、生きることの大切な成功のこつでもあるなと思いました。右近さんはクリスチャンですから聖書から、人間はみな神の前に小さな弱い存在、いや罪人なんだということを自覚しておられる。ま、そこから自分は何もできない凡人なんだと言い切れる。ま、そういう悟りを持ちやすいって点もあるかと思います。

 聖書の中で、神様に用いられて偉大な仕事をした人、あの旧約聖書のモーセというような指導者、また新約聖書のパウロというキリストの弟子。これみな神様の前に、私はとてもそんなことはできません。自分は弱い人間だ。本当にどうしようもない。良いことをしようと思ってもできない。良くないことをしてしまい、そんな弱い人間だと認めて神に祈っている。そういう姿が書かれています。そういう謙遜な所に神が大きく働いてくださるという原則です。
 
(PBA制作「世の光」2006.03.03放送でのお話しより )




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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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