♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■時には寒さも

2006年02月13日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。

 えー、先週は温もりが欲しい、暖かいのがいいというふうなお話しをしたんですが、これはまあ本当だと思うんですけれども、こういう文章がありましてですねえ、『読むクスリ』という本の中に出てたんですけれども、「山の北斜面と南斜面に同時に木を植えるとします。無論、日当たりのいい南斜面の木の方が早く育つでしょう。しかし北斜面の木の価値を決して低く見てはいけないというのが私の管理論です。」これは、オリンパス光学の○△□(※聞き取れず)さんという方が言っていることばなんですけれども、「北斜面の木は細くて見栄えもしない。だが内に秘めた年輪はびっしりと締まり、木質は硬くて強い。」ということをまあ言ってるんですけどね。

 誰だって日当たりのいい所、そういう所の方が好きで、その方が順調に伸びていくというふうに思うんですけれども、でも北斜面の、つまり日が当りにくい、時には寒い・冷たいと感じるその場面で育つ木も決して捨てたものではない。むしろ、内に秘めた年輪はびっしりと締まり木質は固くて強いというふうに言われていますように、ずうっと日の当る所で育った木よりははるかに強い・たくましい・硬い、そういうものが育つということを考えるとですね、私たちは今こう冬を過ごしておりますけれども、ああ寒いなあ、冷たいなあというふうに思う訳ですけれども、私たちの人生もいつも日の当るような所にばかりいられる訳はないし、日の当る毎日を過ごす訳ではなくてですねえ、様々な冷たいと感ずるような場面に出くわす事もある訳ですねえ。

 でも聖書の中に、「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。」って詩篇の119篇という中にあるんですけれども、苦しみに誰もわざわざ好んで会いたいとは思いませんけども、振り返ってみるとあの苦しみがなかったら今日の自分はないかなあ、苦しみに会ったから人の苦しみを理解することができるようになった、その優しさが生まれた、とかそういうふうな事があると思うんですねえ。私たちに思いがけない困難や厳しさやいろんなものがきますけれども、これも私にとって決してマイナスにはならない、プラスになるのだと信じてですね日々を過ごしていくことができればなと思いますねえ。

 ( PBA制作「世の光」2006.02.13放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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