♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の導きを知る方法

2005年06月24日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみやすお)です。
 今日は、自分の将来をどのように知り、また決めてったら良いかということについて考えてみたいと思います。
 
 ま、どんなに科学が進み、情報が豊かになっても、自分の明日どうなるか分らないという面がありますね。まして先々将来どうなるか、どうしていけば良いか不確かです。そこで占いとか、おみくじ、そしてちょっとあぶない予言などが流行る訳ですね。

 旧約聖書は神がイスラエル民族に約束を与え導かれた歴史でもあります。その歴史から私たちは、今も大切な神様の導きを知って、将来どうなっていくのか、今どうすれば良いかということを知ることができます。

 『十戒』の映画にもなりましたが、神様はモーセを通してイスラエルの民をエジプトの圧政から救い出しました。その後、後継者のヨシュアが替わってイスラエルを導きます。どのようにこの若いリーダーが神様の導きを知って何百万(人)もの民族をリード出来たのでしょうか。

 その方法、旧約聖書のヨシュア記の3章の初めのところに、こんなふうに言っているんです。神が共にいるというしるしである契約の箱、その後二千キュビト・900メートル間を置いて従って行きなさい。そうすると行く道を知ることが出来ますっていうんですねえ。900メートルで荒野や草原地帯だったら見失ってしまうかもしれません。なぜなんでしょうか。ま、これは尊厳の距離・畏敬の距離とでも言えるでしょうか。神と人間との境界線(を)、はっきりするということです。

 今、心理学・カウンセリングの世界で境界線・バウンダリイということばがよく聞かれます。多くの人間関係がこじれ心の傷を負う。それは自分と相手の バウンダリィ・境界・境があいまいなことから起こるというんですね。自分を正しく知り、自分に出来ること・出来ないことをはっきりする。そしてそれを相手に伝えていく。そうすると過度の期待をされたり、また失望したり・させたり、過度の介入・お節介を防げるという訳です。人間関係もバウンダリィ・境界が必要です。

 神と人間との関係も、神は人間とは異なる本当に偉大な知恵と力と愛に満ちたお方だと知って、畏敬の念をもって恐れおののく思いをもって聖書を読んでいく。すると神様が、どのように生きるべきか、神と共に生きるとこうなっていく、それを知ることができると聖書は言っているのです。

(PBA制作「世の光」2005.6.24放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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