ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

ありがとう!あなたからの「やっほぉー」…SKIP応援企画

2007-06-09 16:27:45 | シホのホ(雑記帳)
≪あなたからの「やっほぉー」でSKIPを応援しよう!≫の企画に、
着々と声がかかり、心から感謝しております。

説明が遅れましたが、「やっほぉー」とは数年前までのSKIPの会報の名前で、
その頃私は「ツジヘン」とSKIP内では呼ばれるほどに、この会報作成に夢中になっていました。
今は新たに「SKIPnote」という会報が出ていますが、
今回この応援企画を私が立ち上げてその応援ページを編集するにあたり、久々にツジヘンと名乗ってみました。

さて、いただいた応援の声から、これは私信ではあったのですが、
こういうことをやっている地域もあって、そこからの応援の声があったことをみなさんにもお知らせしたいと思い、紹介させてくださいとお願いしました。

  匿名のつもりでしたが SKIPのみなさんの励ましになり
  託児所付きコンサートという ユニークなSKIPの活動の
  大きな意義を理解して頂くことに役立つならば

とお返事をいただいたので、ご紹介します。

  今年も託児所付きコンサートの準備ご苦労様です。
  作曲家の團伊玖磨は 山田耕作から八丈島に仕事場を建てようと
  誘われ 山田先生が急逝されたにもかかわらず 恩師の夢を実現
  させました。
  八丈島の仕事場で数々の名曲を紡ぎ出されるかたわら 国内外の
  著名な音楽家を招き 毎年「團伊玖磨 夏の夜のコンサート」を開き
  島の人々に格調高い音楽を 2001年5月に中国蘇州で客死するまで
  31年間 送り届けてくださいました。
  「継続は力なり」と申しますが この蓄積は不毛の地に芸術の芽が
  めばえ 逝去された翌年から毎年5月に島の人々の手により
  「團伊玖磨先生を偲ぶ会」を催しおります。 
  今年のプログラムを見ると
  幼児は「ぞうさん」」「おつかいありさん」「やぎさんゆうびん」  團伊玖  磨作曲
  若い人は オペラ「夕鶴」より つうのアリア “さよなら”         〃 
  老若男女は 混声合唱組曲「筑後川」より “ダムにて” “河 口”
 〃   
  フィナーレは観客も含め全員で 團伊玖磨作曲の「花の街」 を
  合唱して盛り上げております。
  つい熱が入り長くなりましたが
  SKIPが果たしている役割は計り知れないものがあります。
  頑張ってください。

八丈島には本格的な音楽ホールがなく、高校の体育館を会場に、著名な音楽家が夏に汗を流しながら演奏する。弦は伸び、決して演奏環境としてはベストとはいえない。でも演奏家の誰もが集まってくる観客の熱気に感激し、いい音楽会だったと感想を漏らしてくれる。そんなことをお聞きしていました。
團さんがなくなって、あの音楽会はもうなくなってしまったのだろうなあと思っていましたので、なんだかとっても嬉しくなりました。
感動は忘れられることなく、形を変えて続けられているのですね。
もうお分かりのように、この応援の声は八丈島のnaoeさんです。

続けることの大切さと大変さを共有できる仲間がいることに、感激しています。
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あなたからの「やっほぉー」でSKIPを応援してください!

2007-06-07 23:33:33 | シホのホ(雑記帳)
今年のSKIPのモーニングコンサートは6月21日、もう2週間ありません。
なんとかチケットを1枚でも多く売りたい!チケット売行き集計状況を見てそう思っています。

さて、チケットの売れ行きもそうなのですが、
我がSKIPの苦しい財政事情を考え、新たな応援企画を思いつきました。
以前企業向けに寄付金のお願いをしようという声があった時に、
個人レベルの応援を形にできないかなあと思ったことに始まります。

考えたのは≪あなたからの「やっほぉー」でSKIPを応援しよう!≫

SKIPのコンサートでは当日配布する広告チラシの主を募っています。
名刺大の3000円にはじまり、B5版の半ページ10000円など、会員の知り合いにお願いしています。でもそれでは個人は手が出しにくいです。

そこでワンコイン・500円で、50字以内のメッセージ(名前も含む)を載せようと思いつきました。
内容は自由です。SKIPへの応援メッセージでも嬉しいですし、ご自身のHPやブログの宣伝、最近思うことなどを思うままに・・・。
文字はダメだわ、絵にします!と言うのもOK!

よし、ワンコイン(500円)でわたしからの「やっほぉー」メッセージ載せるわっていう方、次の手順でお願いします。
1、決意した時点で私に連絡下さい。
  あるいはコメント欄にその旨を伝えてください。折り返しご連絡いたします。
2、名前を含めて50字以内でメッセージを考えて、私あてに送ってください。
  イラストの方はスキャンして添付で送ってください。
  メッセージはいらないわ、名前だけでっていう方もOK、
  名前も嫌だわっていう方もOKです。
  いや、言いたいこといっぱいあるから2コインって言う方大歓迎!
3、ワンコインはコンサートに来れる方はそのときに。
  行けないという方はSKIPの口座に振り込んでいただくか、相談しましょう。

目標はB5版の1ページを埋めること。
申込締切は6月17日(日)までとさせていただきます。
みなさんからの「やっほぉー」、お待ちしています!!
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旧姓併記のパスポート取得

2007-06-07 15:08:00 | シホのホ(雑記帳)
ほるほる5月30日の記事「旧姓でパスポート申請」から10日、今、新しいパスポートを受け取ってきました。
書類上は旧姓のパスポートとまではいかず、別名併記のパスポートという扱いで、今後は「戸籍名(TSUJI)SHIHO」がパスポート上の正式名称となります。
ですが署名は旧姓を使った「逵 志保」でOKとなり、今後はこのサインが有効になります。

受付の方が、「この間申請されたと思ったのに、早いものですね」とおっしゃいましたが、本当に、少し前は「日数が多くかかるかもしれません」などといわれていたのに、他の方と全く変わりませんでした。
窓口では、この申請は10年後に継続という形にはならず、また改めて申請していただくことになるんです、といわれましたが、10年後って一体どうなっているんでしょう?
窓口の方と私の見解では「きっともっと申請は楽になっているでしょうね」です。

昨日、大学の廊下で旧姓を使っているMさんにお会いしたので、「旧姓のパスポート取るんですよー」とお話したら、「えー、できるのー?」っと驚いてみえました。Mさんは有名な歴史学研究者で、そのために度々中国に行くのだそうですが、「本当に困るのよねー」とのこと。ああここにもいたんだわと嬉しくなりました。

人によっては実に些細なことなのですが、本当に困る場面がたくさんあります。
こうした問題に立ち向かって、制度を変えていってくださった方々に感謝感謝です。

写真は新しいパスポート。重石をしないと開いてしまうのはICチップが入っているため、曲げないように厚紙のようなページが真ん中にあるのです。
唯一つの後悔は、もっと美人に映った写真を使えばよかった。以前のものより写真が大きいのです。少なくともこの写真より、本物はましな気がする、そんな写真です。ああ。
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青森上空

2007-06-07 12:45:56 | シホのホ(雑記帳)
おまけです。

青森空港を19:35に発ち、中部セントレア空港に向かいました。
青森上空、夜の空の雲の向こうはこんなに素敵な色なんですね。
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太宰治『津軽』の旅

2007-06-07 12:23:06 | シホのホ(雑記帳)
翌日のことも記しておかなくては。

2日13:30から弘前学院大学で日本口承文芸学会年会がありました。
ですから朝起きたら駅まで送っていただいて…と考えていた私は、Yさんスペシャルプランが午前中も用意されていることを知りました。

朝7:40に宿を出て、車で十三湖を通り津軽鉄道の津軽中里駅へ。せっかく来たのだから見るだけではなくて乗ったほうがいいだろうと、私はそこで車を降り、金木駅までの津軽鉄道を楽しませていただきました。
これは乗って揺られてみなくては分からないなあという旅の風情。写真は携帯電話でも撮り、待ち受け画面にしました。この季節に津軽に来ることができて、本当によかったと思いました。

金木駅で降りると車は既に到着していて、そこから斜陽館へ。そう太宰治の生家が今は記念館となっています。
学校のテキスト『日本文学史』には必ずこの斜陽館が載っていますが、入ってみて驚きました。太宰の小説の背後が見えたような気がしました。立派過ぎるのです。

それから故郷ならではの様々なゆかりの地や記念碑を案内していただきました。正直のところ、太宰治に対して傾倒しているわけではなかったのですが、Yさんから様々な活字にならない話をお聞きしながらまわるゆかりの地は、それはもう本当に魅力的で、かつて読んだであろう『津軽』が、本当に読んでいたかなと思うくらいあやふやになっていて、無性に読みたくなってきました。
Yさんの名ガイドは評判のようで、JRの大人の休日倶楽部でしたか?そうした企画の中でもお聞きできるようです。

それから五所川原の立佞武多(たちねぷた)の館まで送っていただき、今回の津軽旅が終わりました。Yさんはこれから小泊に戻り、今度は渋沢敬三の研究をしている方たちがいらしているということで案内するとのこと、お忙しい中を送ってくださっていたのでした。

再び弘前駅へ、そして学会へ。
わずか1日で津軽を存分に味あわせていただき、当然学会の話題になる名所を目にしたり歩いたりすることができていたおかげで、楽しいものになりました。

翌日、弘前駅で太宰治『津軽』(新潮文庫)を購入。面白いほど実感をもって読むことができました。小説の中で繰り返し津軽人の歓待の仕方が尋常ではないことが記されていましたが、今回のYさんの一つ一つを振り返っても、大きく頷くことができました。ああ、Yさんは津軽人なんだなあと思いました。
そして小説のラスト、小泊でのタケとの再会場面でちょっぴり涙が出ました。
二人は互いに会いたい思いを長く抱いていたのですが、いざ会ったときには互いに言葉が出てこないのです。太宰はそれを「平和とは、こんな気持の事を言うのであろうか。」と記します。あとからタケはそれを、「ありがたいのだか、うれしいのだか、かなしいのだか、そんな事は、どうでもいいじゃ」と堰を切ったように話します。

今回、津軽を旅させていただきながら、こうしたなんとも穏やかな時間の流れに、果てしなく広がる緑と海の青に見とれながら、自分の日々の慌しさのなかに大きな深呼吸ができたことに感謝しました。
本当にお世話になりました。
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