新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

がんばれ東日本!!

2016年03月11日 08時57分05秒 | 写真と俳句

 平成23年(2011年)3月11日14時40分、東日本大震災ののあの時刻、私は日比谷の映画館におりました。

 「英国王の演説」という映画を観ていたのです。

 凄まじい地震に驚き外に出て、15時30分頃には有楽町駅前に来ておりました。

 すでに電車は前面ストップ。

 下の写真は、余震に驚いているその頃の群衆の姿です。

 しばしばやって来る余震のたびに、駅内のアナウンスが、 「駅は危険ですから、外に出て下さい」と叫んでいました。

 群衆の視線は、ギシギシ揺れる駅舎を見ていたのだろうと思います。

 みんな恐怖の面持ちです。

 此処にいてもラチが開かないので、東京駅まで歩きました。

 もちろん、東京駅も大混乱でした。

  あらゆる列車、電車が止まっていました。

 帰宅難民の発生です。

 上の写真は、3月11日午後7時10分頃の東京八重洲口前の模様です。

 こんな暗い東京駅は初めてでした。

 その時分はまだ、私自身、あれほどの被害だったと思っておりませんでした。

 帰宅難民になったことなんぞ、蚊に喰われたほどのものでもなかった。

 地震と津波によって、被災地は巨大な災禍に見舞われていたのです。

 更には福島原発の爆発が追い打ちを掛けました。

 私が家に戻れたのは、翌日の昼時分だったように記憶しております。

 なんのお手伝いも出来ないことを、済まなく思い、恥ずかしくも思っている私です。

   みんなみんな神に叱られ春の闇   ひよどり 一平

 

 

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もうこれっきり

2016年03月10日 07時51分02秒 | 写真と俳句

 少し歩いてみました。

 菜の花が咲いていました。

 うっとりとした気分。私は菜の花が好きなのです。

 数年前の句をアップします。

 オセンチな句ですが、私はひどく気に入っています。

    菜の花やもうこれっきり泣きません   ひよどり 一平

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はこべ

2016年03月08日 20時39分01秒 | 写真と俳句

 ゴルフに備え、少しばかり歩いてみました。

 途中に和菓子屋がありました。 大福や草餅、草団子・・・・

 よーし、帰りに買おう!

 公園では地面ばかりを見ていました。

 はこべ、いぬふぐり、踊子草、芍薬の芽などなど。ひどく暗いカメラマンですね。

 辛夷の蕾なんぞには眼が行かなかったのです。

 家への戻り道、和菓子屋は店を閉めていました。

   思い出は胸の奥底はこべ草   ひよどり 一平

 

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オセンチな春?

2016年03月07日 11時19分19秒 | 写真と俳句

 春はもの思いに耽る季節でもありますね。

 万事にガサツな私でも、「春愁」とかいう季語に心惹かれます。

 「秋思」が「根源的なもの思い」であるのに対し、「春愁」はむしろ「オセンチっぽい思い」かな?

 かなりひどい思い込みかも知れません。

    さみししさの形さながら花なづな   ひよどり 一平

 

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くるぶしぐきり

2016年03月06日 10時08分48秒 | 写真と俳句

 

 

 

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 私が住んでいるあたり、今朝から雲が拡がっている様子。

 昨日は啓蟄らしい日和でした。

 私に相応しい慎ましい行動だったので、帰宅が遅くなってしまいました。

 今朝も這い出してみました。

 しかし、竜が天に登ってもいけないので、階段の上から洞ヶ峠です。

   春の昼くるぶしぐきと鳴りにけり   ひよどり 一平

    

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