新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

カラスアゲハ

2009年08月28日 04時41分59秒 | 身辺雑記

Simg_3665t
(クリックすると大きくなります)

 自然植物園の続き。

 もともとは女郎花と法師蝉を撮る目的だった。

 なんとか法師蝉が撮れたので、私は大満足。

 せっかく来たので、キバナコスモス、フジバカマ、アザミなどを撮った。

 上の写真は、その中に1枚である。

 三脚を担ぎ、意気揚々と引き上げ始めた。

 黄色い曼珠沙華を横目で見ながら、「やはり曼珠沙華は赤に限るなあ」と思い、出口へ戻りかけた。

 カメラを構えた男性に出会った。望遠レンズを使っていた。

 見れば、蝶を追っていた。大型の蝶だった。

 通り過ぎようとしたら、声をかけられた。

「ほら、ほら、いまがいいですよ!」

 つまり、「早く撮影しなさい!」と、私を促しているのだ。

 そうなると、私はきわめて忠実だ。三脚を置きリックを外して、蝶の撮影に加わった。

「こっちがいい!」とか、「ほらほら、いまだ!」とか、しきりに声をかけてくれる。

 もちろん本人も、バチバチバチと連写していた。

 つられて私も、バチバチバチとやった。次の写真が、その中の1枚だ。

 その男性の言葉によれば、「カラスアゲハ」と呼んでいた。

Simg_3692t4
(クリックすると大きくなります)

 蝶は舞ながら、さっきまで私が法師蝉で粘っていたほうへ、どんどん飛んでいった。

 男性も連写しながら、そっちへ行ってしまった。

 なかなかの執着心とうかがえた。蝶に支配されている。

 法師蝉を求めていた私は、蝶にまでは手が回りかねた。帰路を急ぎたかった。

 正直のよころ、草臥れました。

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする