昨日、参院予算委を漫然と眺めていた。緊迫感はあまりなかった。
蓮舫大臣の写真撮影問題では、すこし面白い展開となった。
質疑が幾度か中断された。再開されては、また中断という状況だった。
もともとの問題は単純だった。
某ファッション雑誌の依頼を受けた蓮舫大臣が、３００万円相当の高価な洋服を着て、国会内で写真撮影をしたという事柄だった。
問題になったのは、２～３週前の参院予算委だったと思う。
① 神聖であるべき国会において、その行為は問題がなかったか？
② その際、雑誌社等から報酬を受け取ったか？
前の予算委において、①について、「参院事務局の許可を受けた」とか、「事務局の示唆を受けて＜撮影理由＞を書いた」などと答弁したので、問題化してしまった。
今日の質問者は、自民党の森まさこ議員。
紛糾する内、森議員も蓮舫大臣も、事態の本質や論議の方向が分からなくなった様子。事態を大きくしていったのは、自民党の応援団だった。
途方に暮れた蓮舫大臣と追及方向に戸惑った森議員。
結果として、委員長が、「議事録をよく読み直して、問題のありかを整理する」といった内容の発言で、その場が納まった。
残っている問題点は次のようなものではないか。
① 写真撮影というその行為は、議員活動として妥当だったか。
② 「事務局の示唆を受けて、撮影目的を記入した」という事実はあったのか。
それとも、大臣が自ら判断をして書いたのか。
（事務局の示唆を受けて書いたとなると、責任を他に転化したことになる）
③ 「事務局の示唆を受けて」という事実がなかったのなら、委員会で嘘を言ったことになるのではないか。
今後は、そのような内容の議論になりそうだ。
円高だとか雇用難だとか、あるいはデフレや待機児童などが問題になっているのに、大臣が３００万円の洋服を着て写真を撮ったとなれば、ヤッカミも加わり、厄介なことになるのは当然のこと。大臣の見識が疑われて当然だ。
それにしても、謝礼の問題が論じられないのは不思議。
いずれにしても、「事業仕分けの女王様」がこのありさまで、どんな仕分けをしようというのだろうか。
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
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欧米ではこのようなことは、当たり前に行われていると聞きましたが、日本の場合はそのような文化がありません。
特に仕分け人として、多くの国民の期待を浴びている反面、野党、官僚たちを含め、虎視眈々と弱点を狙っている。しかも女性と言う立場。
そのようなことは充分分らなければならないと思いますが、経験の浅さでしょうか。
日本人の性格、人を見る目をもっと勉強する必要がありそうです。
その方面のほうも、一流であって欲しいのですが。
こんなくだらない論議で時間を浪費するのはばかげていると思います。
蓮舫大臣は軽率な行動で波紋を広げたことを反省していただきたい。
所詮タレント上がりと批判されても仕方がないです。
あの切れ味のよさが、どこかへ吹っ飛びそうです。
何を買おうが着ようがいいと思います。
撮影だって、議員だからというのは逆差別です。
問題なのは、それが事務局の示威でのウンヌンかんぬん！
ですが、質問者も何がいけないのか、攻撃の矛先を見失ったみたいでした！
理路整然と話を組み立てる技はある方ですが。
政治だけに集中すれば、人材ではあると思いますね。
私は彼女を買いません。
演壇に登るとき、日の丸に敬意を表さないのは嫌です。
国旗や国歌に敬意を表さないのは、たとえ法律的に間違っていなくても許せない気分です。
彼女には女性議員の標的にされるでしょうね。
今回は反省している様子が見えます。
混乱しているのではないでしょうか。
ほかに沢山問題があるのに、下らないことで延々と議事を延ばしています。
質問者も回答者も混乱しています。
大臣の答弁がスッキリしないからです。
蓮舫大臣は自民党の怨嗟の的なのです。
「なんで一番でなければいけないのですか！」から、彼女は厳しい立場に置かれました。
自民党政権だったら、クビになっていたろうと思います。
彼女の行為が国会議員としてよかったかどうかは問われていいと思います。
まして、仕分けをする立場にあり、「なぜ一番でなければいけないのですか！」と問いつめた人は、今後の立場を考えれば、もっと脇を固めた方がいいと思います。
当初（片山さつき議員）の質問は、質問すること自体がおかしいと思って聞いておりました。
しかし、事務局のせいにしたので、おかしくなったのです。
「事業仕分け」をされる側は、きっと「シメシメ」と思ったか、やりきれなく思ったと思います。
１８０兆円の特別予算を仕分けるのですから、普通の人間以上に自らを律すべきと考えます。