白寿の詩人、柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を読んだ。
涙がこぼれた。
何故だろう?
老人ホームに
母を訪ねるたび
その帰りは辛かった
私をいつまでも見送る
母
どんよりとした空
風にゆれるコスモス
今もはっきりと覚えて
いる
つまらないことに不満を言っている私が、ひどく惨めに思えた。
心が洗われた。
ご覧いただけると嬉しいです。
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情景が浮かんできます。
こういうふうに、
読者に想像させる、琴線にふれる、何かを呼び起こす、
ことのできる文。
見習いたいものです。
泣けてくるのはどうしてでしょうか。
人の心を打つ詩ですね。
このような人に脱帽するしかありません。
現実の生活ではどのようになっているのか知りませんが、とにかく飾らない「愛」の言葉が溢れています。
ふとわが身を振り返ります。
99年の重みを感じます。
長生きするって、とても嬉しいことに思えました。
不思議ですね。
思い出しました。母も玄関まで送ってきて、「今度いつ来るの? 早く来てね・・」と繰り返していました。
どんな心境だったのでしょう。
柴田トヨさんの詩がこころに沁みます。
穏やかで素敵なお顔なさっていました。
90歳過ぎてから詩を書き始められたとか驚きました。
何事も始めるのに遅すぎることはない、とどなたがおっしゃっていましたが、
柴田トヨさんのお話を知り、力を頂き励まされた思いが致します。
今は核家族化しているので、介護が難しくなってきたのでしょうね。
老老介護とか老老痴呆という言葉もあります。
そう考えると、長生きしたかなあと思ってみたりします。
なかなか思うようには行きませんね。
遅すぎることはない」
確かにそうですね。
目まぐるしく世の中が動くので、とてもついていけませんが、回周遅れでも、マイペースで動くことにしております。
足手まといになるでしょうが。
私の母は享年92歳でした
その母もその時は母のことを思っていたのでしょうね
ちゃんと詩を理解していない私はそんなことを思いました
すみません
コメントがひどく遅くなってご免なさい。
この人の詩は、何も飾り気がないのに、ひどく心をうちます。
母が子を思う心、子が母を思う心、そのいずれもが、愛の原点のように思います。